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今朝、エリスの最新号(第6号)を読んでいたら、高橋健太郎さんが昨年のニルス・フラームの公演(「ピアノ・エラ」第2夜)にふれられていて、フムフムと興味深く読んでいたのだけれど、ひとつ気になる箇所がありまして。

それは、公演を観に来ていた「クラシック畑の女性達」が、ライブ後にニルスを酷評していたそうで、「メロディーがない、音が大き過ぎる、などなど」というご感想だったみたいなのだけれど、僕の隣にいらっしゃったオバサマ達(断片的に漏れ出てくる会話を聞いていると、おそらく中島ノブユキさんのファンみたい)は、全く逆の感想で、「初めて聴いたピアニストでこんなに感動するの初めて!」というような「キャーキャー」な感じの大絶賛で、慌ててフライヤーの束に彼のものはないか探し始めたり(笑)、プロフィールを見つけ「なるほどー、ドイツ人なのねー」と確信を突いた(つまりテクノとクラシックの両面性を感じた?)発言をしたり… だったので、うーん、おもしろいなー、と。

実際は(も?)、ニルスのライブ後、場内は少し騒然としていて、まさに賛否両論な雰囲気だったと思う(けれど、演奏後の拍手は一番大きかったはず!)。まあ、ノンPA(スピーカー使わず)な中島ノブユキさんの後に、爆音のニルスだったので、心の準備が出来ていなかった人はびっくりしたとは思うけれど(笑)。

はい。