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サラウンド

先日の近藤等則さんのライブを見ているとき、この音楽の感じは、オノ・セイゲンの『I probably will not remember you』に似ているなと思っていて、翌日に聴き返してみると、本当にそっくりで驚いた。

そっくりというのは、サラウンドであるという点も含めてということなのだけれど、サラウンド効果という点でいえば、断然、オノさんの方に軍配は上がると(僕は)思う。眼前で咆哮するトランペット(やバスクラリネット)、全体に漂う電子音と、サラウンド・デザイン的棲み分けができていて、ときより飛び道具的に背後から主音である金管の音が鳴る感じも、実に効いていると思う。

それに対して、近藤さんのライブでは、もともと響きそうで、残響音も長いであろうホールに、さらに、客席の後方にリアスピーカーを配置することによって、響きの混濁を助長しているように感じた。これでは、サラウンドであることがマイナスには働いても、決してプラスにはなっていなかったと、僕は思っていて、せっかく一般の方々にサラウンド環境で聞いていただける貴重な機会だのに、全くその効果を実感してもらえなかっただろうことが、サラウンド推進派な僕としては残念でしょうがないのだ。

片やライブ、片や録音ということはあるにせよ、ライブであっても、musimissile のように、素晴らしいサラウンド環境が生成されることを考えると、やはり残念でしょうがないと、(数日後に怒りが沸々と湧く感じ、つまり、思い出し怒りで)書いているわけです。

ということで、サラウンド音源収録であるということを昨日知った、ビートルズの『LOVE』でも聴くことにしよう。