モレーノ+2
好きすぎて日本盤までにも手を出してしまった。廃盤だけに高いのだ。(アマゾンのマーケットプレイスの値段よりは安く入手したけど/US盤は簡単に手に入る)
歌詞の意味が知りたかったのと、ボーナス・トラックが聴きたかったから買ったのだけれど、中原仁さんのライナーノーツに、なんというか、感動してしまった。僕が聴いていて知りたかったこと、新たな事実、仁さんのささやかな意見と、情報のバランスが素晴らしくよいのだ。
そして、
モレーノと父カエターノが共作した「セルタォン」。近頃、こんなに静謐な美しさから始まる、若手ミュージシャンのファースト・アルバムがあっただろうか? モレーノの歌にはもちろん父の影響が出ているが、アート・リンゼイに通じる審美眼や、ショーン・レノンに共通する感性もあって、静かで数少ない言葉がとても多くのことを語りかけてくる。
この言葉に深く頷くとともに、ちょっと鳥肌。僕が考えていたことをズバリと書いてらっしゃる。(ショーン・レノンはほとんど聞いたことないですけど…)
あ、ボートラは、良性の蛇足でした。悪性ではないですけど、、、