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トロピカーリア

tropicalia

クリストファー・ダン,著『トロピカーリア―ブラジル音楽を変革した文化ムーヴメント』を読み終えた。これで、かどわき君に借りたブラジル(MPB)関係の本を全て読破。

前に読んだ、人物に焦点をあてて書かれた『トロピカリア』、そして、今回の学術的に書かれた『トロピカーリア』(ややこしいですね)を読んだので、ブラジル音楽を変革した文化ムーヴメント、“トロピカーリア”についてはおおよそ分かってきたのだけれど、こういう事象を理解するには、3冊(3視点)以上読んだ方が、より立体的に捉えられるということを経験的に学んでいるので、あと1冊読んでから、色々と思うことを書いていこうと思う。(逃)

その残り1冊は、もう決まっていて、トロピカーリアの中心人物、カエターノ・ヴェローゾ,著『熱帯の真実 Verdade Tropical』なのだけれど、2005年の11月に現在翻訳中となっているので、そろそろ出てもいいの頃なわけで、それを待っているわけです。

関係ないけど、ラマチャンドラン博士の『Art and the Brain』(1999)の翻訳もなかなか出ないなー。

写真のCDは、昨日発売された、カエターノ・ヴェローゾの『カエターノ・ヴェローゾ』、紙ジャケ、リマスター盤、解説・対訳付。

リマスターなのに、音がやけにぼんやりとして聞こえるのは、僕の耳の調子が(昨日、ロック系ライブに行ったので)悪いのか、それとも、借りているプリアンプのせいなのかは、よく分からない。