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30

土曜は、Afterhours さん宅にて、おいしく食し・話し、日曜は、サティのピアノ曲全集を聴きながら読書。そんな幸せのなか、僕は30歳になった。

下のイリヤ・プリゴジンさん(物理化学者)のお言葉は、偶然パラパラと見返すことになった InterCommunication No.23(1998)からの抜粋。浅田彰さんとの対談で、彼の言葉にすごく惹き付けられる。

現代美術について言えば、ピカソよりもカディンスキーからロスコに至る抽象絵画のほうに興味があります。ピカソのような画家は、批判的にではあれ、伝統的な絵画との関係を制作の軸にしていたのではないか。他方、抽象絵画というのは、直接に観察できるリアリティを超えて、もっと深い何かを見ようとする試みだと思うのです。

ということで、彼の本を読んでみることにしよう。