拘束バス
今回の帰省も高速バス。久しぶりに(たぶん『ヒュウガ・ウイルス』以来だから約10年ぶりに)村上龍の小説を読もうと思っていたのだけれど、読みたかった『半島を出よ』の文庫が、吉祥寺パルコのリブロには見当たらなかったので、目についた茂木健一郎,著『脳と仮想』の文庫を買い、それを読んでいた(『半島を出よ』は帰省中に地元の本屋で無事購入)。
茂木さんのブログは読んでいるが、本は初めて読む。やっぱり、ロマンチックな感じ。去年の甲野善紀さんとの対談のときに話されていた「全ては脳内現象である(意訳)」というのは、こういう意味だったのね、と分かったり、
もし、魂がプラトン的世界に属するものであるならば、私たちはプラトン的世界の消息を、現実世界との接触を通してこそ知る。デカルトの二元論がもし正しいとしても、私たちの魂は、依然として現実的世界とプラトン的世界の間の二重国籍である。
物質である脳に、意識が宿る。この不可思議な事実の中に、人間の喜びと哀しみの、全ての源泉があるのである。
とか、「有限の現実世界と、無限の仮想世界の両者を生きる(中略)ダブルバインド」とか。
で、本を読むのに疲れると、iPod で音楽を聴いていたのだけれど、これについては後日。
「だけれど」ってなるべく使いたくないと思っているのだけれど(笑)、便利過ぎてついつい使ってまうんだなー。