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高橋悠治コレクション

yuji

タワレコのカードがたまっていたので、god-zi-lla さん書かれていた、グルダが弾く「ベートーヴェンのピアノソナタ全集+ピアノ協奏曲全集CD12枚組ボックス」を買おうと思って、吉祥寺のタワレコに行ったのだけれど、グルダを見つける前に、上のものを見つけてしまう。(結局、吉祥寺店にはグルダはなかったけれど)

いくつかのブログで、この「高橋悠治コレクション」の存在は知っていたものの、お金のない僕は、知らないふり・興味のないふりをしてきたのだけれど、見てしまったからにはもう遅い(笑)。13枚全部はもちろん買えないので、『ゴルトベルク変奏曲』と、もうひとつはかなり迷って、『ディスタンス・ヴォイセス』を買う。

『ゴルトベルク変奏曲』は、確か(高校生の頃に夢中になって読んでいた)村上龍が、どこかで「悠治さんのゴルトベルクは素晴らしい」みたいなことを書いていて、かなり昔から興味を持っていたもの。実際聴いてみると、僕が漠然とイメージしていた演奏・音とは全く異なるものだった。まず、「かわいい」、そして「自由」とか「くねくね」とかいった感想。実に、おもしろい。

でも、やっぱり僕にとっての『ゴルトベルク変奏曲』は、グールドの最後の録音の方であります。アリアから変奏曲へのダイナミクスが、いつ聴いても鳥肌!(エスクァイアに載っていたソコロフのも気になるが)

シンセサイザーで弾いている『14カノン』も圧倒的にかわいいし、高橋悠治+佐藤允彦のプレイも凄まじい。やっぱり、全部欲しい。。