Music of the Year – 2015
今年、僕が「最も心惹かれた音楽」メモ。ブライス・デスナーの『Music for Wood & Strings』(2015)。
ザ・ナショナルのブライス・デスナー(現代音楽家でもある)が作曲、ソー・パーカッション(パーカッション・カルテット)が演奏、しかも、カスタムメイド楽器“コードスティック”(上の映像参照)が用いられていて、その芳醇な響きといい、多層的な構造といい、かなり興味深い作品。
そして、今年のリリースでは全然ないけれど、Apple Music で出会い、レコードを探し求め、(週末のレコードの時間の度に)聴いていたのが、サム・アミドンの『I See the Sign』(2010)。サム・アミドン自体は相変わらずだけれど(笑)、このアルバムに参加しているニコ・ミューリー(ニコ・マーリー)、そして、ベス・オートン(サム・アミドンの奥さんでもある)が、それぞれに良い仕事をしていて、音楽的にとっても豊かになっている(ような気がする)のだなー。
で、音楽生活的には、Music Unlimited が3月でサービス終了し、だがしかし、9月頃から Apple Music(などなど)が始まり、ようやく日本にもストリーミングの波がやってきて、そのことが大きかったような(来年には非圧縮系のストリーミングも始まるのだろうか…)。
その他、よく聴いていたアルバムはこんな感じ(順不同)。
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Sufjan Stevens – ‘Carrie & Lowell’(2015)←We’re all gonna die
José González – ‘Vestiges & Claws’(2015)←アナログで聴くべし
Mocky – ‘Key Change’(2015)←ライブ行きそびれ…
Lila – ‘Lila’(2015)←MPB系ではこれ
Africa Express Presents – ‘Terry Riley’s In C Mali’(2014)←アフリカ風ライリー
Tigana Santana – ‘The Invention Of Colour’(2014)←今年出たやつじゃなくて前作ね
Diggs Duke – ‘Offering For Anxious’(2013)←再燃(今年出たEPなども◎)
Sandro Perri – ‘Tiny Mirrors’(2007)←休日に最適!(アナログ入手)
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それでは、よいお年をー。