昨日は、我が家で、第2回「8ビートの会」。会といっても、ただお話をしながら好きな音楽をかけていくだけ。でも、これが一番楽しいことだったりもする。今回は、ゲストにアサノさん、そして、その友達のスズキくん。
一生の内にひとりの人間が知りうる・聞けることのできる音楽は限られている。しかも、興味があっても、聞いたことのないジャンルに足を踏み入れることって案外難しいし、好きなジャンルにしても、盲点があったり、灯台もと暗し的なことがあったりして、自分にとっての「名盤」を聞き逃している可能性は大いにありうると思う。
だから、こうやって、音楽好き同士が集まり、互いに好きな音楽を教え合い・補完し合うことが、重要になってくるわけだ。(と、偉そうに書いておきながら、本当は、ただ楽しいからやっているだけです。)
写真は、今回の僕のおすすめ盤、デヴェンドラ・バンハート『Rejoicing In The Hands & Nino Rojo』(2LP)。
今日は、明日に備えて掃除・片付け。(写真は関係ありません)
最近、音楽のことばかり書いているので、来週は、積極的にデザインのことについて書いてみようと思う。(思うだけだったりもする)
先週の金曜に、東大(駒場)で、池上高志さんの研究室主催による、松下電器の飯田一博さんのセミナーを聞いてきたのだけれど、結局、分かったことよりも、分からないことが増えて困っている。
「ヒトの耳は2つしかない…なのになぜ3次元方向の音の位置が分かるのか?」というお題目のもと、HRTF(Head-related Transfer Function:頭部伝達関数)のことや、色々な興味深い実験についてのお話しを聞くが、肝心なところで、池上高志さんが話の腰を折り、折りまくり、実験方法や実験結果の信憑性に影響を与え、、、少なくとも僕は混乱するはめに。
視覚的に確認できるものは、写真や映像で比較的簡単に提示することができるけれど、音は、実験結果だけになりがちだから、誤解が起きやすいのかもしれない。
「今のは、全周波数でお聞かせしましたが、次は、P、N1、N2だけにしてみますね」
とか言って、聞かせれば早いのだけれど。
オーディオも聴いてみなければ分からない。だから、実際にみんなで音を聴いて議論している「音と戯れる会」は、貴重な場なわけです。
今日は(というか昨日は)、Afterhours さんに教えてもらった museum as it is にふらっと行ってみた。
ふらっと行くには遠いけれど(笑)、実に素敵なところ。こういう(小声で話してしまうような)緊張感をもった、しかしながら緩やかな空気が流れる場所というのは、うん、得難いもんです。
展示品も、もちろん素晴らしいのだけれど、僕がもっとも「パァ~ッ」(ユズヒコの反応に感動した=たっくん風)となったのは、写真の猫。というより、猫も含めた庭というか風景。というか、やっぱり猫(笑)。
猫に勝るものなし。