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YCAM 再び

昨日は、第三項音楽進化論の講義を聴講し、その後、渋谷サイクロンで足袋’s(タビピヨズ)のライブを兄と一緒に見た。

講義のゲストは、YCAMの主任キュレーターである阿部一直さん。うーん、おもしろかった。僕が聴講したなかでは一番かも。というのも、僕が聞きたかった部分、クセナキス、そして、サラウンドの可能性などについてをお話しされていたから。クセナキスがブーレーズに対して「聴いただけではその精密な構造が聴き取れない」という批判をしたことに対しての渋谷さんのスタンスには、僕も同感で、それは現代音楽・美術、メディアアートにも通じる、あまりにも過程に重きを置き過ぎて、結果的に出てくるものに対しての責任(というか感動?)が無さ過ぎるということ。

だからして、ちゃんと音楽として機能(?)するようにフィードバックを繰り返す渋谷さんの姿勢に僕は期待するわけです。「音楽」の新たな可能性が、ようやく8月9日のYCAMにて提示されるのではなかろうかと。

というわけで、土曜のUPLINKでの渋谷さんのライブが楽しみなわけです。8チャンネル初体験!(ちなみにYCAMでは8チャンネル3段重ねで24チャンネル!) 

もちろん、明日の池田亮司さんのライブも楽しみ。