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Archive: Diary

豊島猫

豊島で出会ったオシャレ猫。尻尾の先がポイント。

(またお耳が病気になってしまいました。2年ぶり4度目。薬の副作用が辛いよ。)

豊島、その2


(また間が空いてしまいましたが、続けますねー)

豊島。豊島美術館の他にも、クリスチャン・ボルタンスキーによる「心臓音のアーカイブ」(写真上)と、森万里子による「トムナフーリ」(写真下)も、とっても良かったです。

「心臓音のアーカイブ」は、“世界中の人々の心臓音を集めて心臓の鼓動に連動して電球が明滅するインスタレーション”なのだけれど、これが想像以上に刺激的。ランダムに流れる心臓音にはそれぞれ個性があって、音楽的にもかなり興味深いと思う(ので、僕も録音しましたよ)。

美術館の外の(とってもきれいな)砂浜も素敵で、今まで聴いていた心臓音と波の音が、なんだかきれいに繋がったり。

「トムナフーリ」は、山道をちょっとがんばって登っていかなきゃいけないのだけれど、その価値あり、です。陳腐な表現になるけれど、何か宇宙的なものを感じるなー、なんて思っていたら、なんと、スーパーカミオカンデとコンピューターで接続しているらしく、ニュートリノのデータを受信すると光るそうです(今知った!)。見たかった…

はい。

豊島美術館

(しばらく間が空いてしまいましたが、つづき…)

二日目。内藤礼(アーティスト)と西沢立衛(建築家)による豊島美術館へ。以前、内藤礼さんの作品(2009年、神奈川県立近代美術館 鎌倉のやつね)を見たとき、あまりピンと来なかったので(汗)、どちらかというと(柱が一本もないという)建築空間を楽しみに行ったのだけれど。

うーん、これがもう本当に素晴らしく気持ちいい(今までに体験したことのない)空間(!)、そしてその空間に生じているアートもアメージング(!)。帰る頃には、すっかり礼さんのファンになっている始末(笑)。

この感覚は、言語(や写真や映像)ではちょっと表現できないと思う(逃)。

というわけで、僕の一番好きな美術館は豊島美術館になったのでした。

つづく…

(ベネッセハウスについては、また今度…)

李禹煥美術館

(GWも明けましたので、ポチポチと回想的に「直島への旅」を書いていきますよ)

初日は、主に地中美術館と李禹煥美術館(写真上)。地中美術館、やっぱり良い(!)。キレッキレの建築空間、見るというよりも体感的な選りすぐりのアート、そして、それらの関係性… もう、いちいち素晴らしい。僕は結構色々な美術館に行っている方だと思うけれど、やっぱりここが一番かも、と思い知らされる(が、翌日の豊島にて再考させられる・笑)。

そして、李禹煥美術館。写真を見た感じでは、何だかダムっぽいけれど(笑)、中に入るとしっかりと安藤建築。李禹煥(リー・ウーファン)の作品を見るのは初めてだったのだけれど、近代・西洋的コンポジションを東洋的エレメントで作ってみたのかー、とか、緊張感のなかに何か緩さみたいなもの入れることによって作品に寛大さというか大きさ・広がりを与えているのかー(解釈が浅くてすいません…)、という感じに楽しむ。

(美術館に入る前は、柱の広場にある、柱、石、鉄板はそれぞれ独立した作品に見えていたのだけれど、美術館を出る頃には、それらがコンポジションであることが理解できて、うれしかったり)

そして、初日の宿泊先、ベネッセハウスへ(つづく)。