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Archive: Music

4 Compact Discs

4cd

昨日は、夕方まで仕事、その後、打ち合わせ&CD4枚同時再生。今日は、午前中・仕事、午後・吉祥寺。

CD4枚同時再生っていうのは、上の写真の Flaming Lips /Zaireeka のこと。友人K君が持ってきてくれのだけれど、これがなかなかばかばかしくて(笑)、4枚のCDを同時に再生、つまり、CDプレーヤー4台、スピーカーが8つ(ステレオ録音だから2ch×4てこと)もいるのだ。

今回の再生環境は、メインでDisc1、リア(用のプリアンプにiPod)でDisc2、BOSEのCDラジオでDisc3、iMacでDisc4という、かなり無理矢理だったけれど、そして、全てを同期させるのにとても苦労したけれど、得るものはあった。特に、7曲目がきっちり揃うと、相当気持ち良さそう。

普通に、4とか5.1とか9.1chで作ってくれよと思わないでもないけれど、これは通常のサラウンド再生とは違った、場(?)のアート的な要素も加わるところが良いんだな。きっと。

サラウンドと言えば、僕の中でのサラウンド御三家(ビョーク、ベック、コーネリアス)のうちのひとつ、コーネリアスの新譜がとても期待できそう。これは、オーディオ・ベーシック誌情報なのだけれど、音はかなり良くて、しかも前作よりも潔いらしい。SACDはないとしても、もしかしたらDVDオーディオでのリリースはあるのか! が気になるところ。

ブラームス

こういう陰湿な日は、ブラームスに限る。ということで、ズーコフスキー(+高橋悠治)の演奏によるヴァイオリンソナタ。そして、大好きなクラリネット五重奏を聴こう。

音楽がデザインに及ぼす影響というのはどれくらいあるのだろうか。って、人によって全然違うわけだろうけど。というように、僕は今、外環が潜在意識に与える影響について考えながら、なるべく順序立てて、論理立てて考えるということをせずに、なるべく身体(潜在意識)の声を聴くようにしている。(今やっているデザインは、ブラームスって感じじゃないから、本当はマズイんだろうな/でも、身体が求めているのはブラームスなのだ!)

そして、後から判断や行動を意識的に確認する。自然な状態下での身体(潜在意識)の判断は、いつも的確である。的確でない場合は、それは不自然だったということに他ならない(はず)。

数年前までは、より意識的に行動することばかり考えてきたけど、まさかその真逆のことをやり始めるとは。

MORENO+2

家で働くようになってからは、1日10枚くらいのCD(やLPなど)を聴いているのだけれど、ここ2ヶ月間ほど毎日のように聴いているアルバムがあって、それが、MORENO+2の『Music Typewriter』。

なんというか、バランス感覚が素晴らしいのだな。距離感というか。ミックス感覚というか。アート・リンゼイが好きな人は、好きなんなんじゃなかろうか。というか、僕がアートを好きなのも、こういう感覚なのかもしれない。

今年の5月にリリースされた、KASSIN+2 の『FUTURISMO』を聴くまでは、ブラジル(MPB)新世代についてはシラヌゾンゼヌだったのだけれど、6月に、Moreno-Domenico-Kassin+2 のライブを見たりなんかして、「うーん、MORENO+2 と DOMENICO+2 も好きそうかも」と思ったりして、その後、友人に貸してもらい、見事にハマる。

2001年に、こんな音楽があったとは。んーむ。DOMENICO+2(2004年発売)の方はもうちょっとコアな感じだけれど、こちらも大好き。というか、完璧にハマリマックス中。

WIRED

wired

同居人が WIRED を買ってきたので、久しぶりにパラパラと見る。英文なので、ちゃんと読めやしないが、なかなかおもしろいではないか。某デザイン事務所勤務時代には、ものすごい数の洋雑誌を見ていたけど、こんなにじっくりと眺めることはなくて、「何か使えそうなヴィジュアルはないか」みたいな感じで、猛烈な勢いでページをめくっていたなーなんて。

で、パラパラと見ていて気になったのが、上。まず、左。「SURROUND YOURSELF」という言葉とともに、僕が現在夢中になっているビョークの『サラウンド』が載っているのだけれど、注目すべきはその上、トーキング・ヘッズのボックスもあるではないか! 調べてみると、『Talking Heads Brick』の模様。これも聴いてみたい。どなたかどうですか?(笑)

で、右。「ダイソンの掃除機って縦型があるんだー、ふへぇー」という感じで、やっぱりちょっと調べてみると、日本では横型しか取り扱ってないようで、アメリカでは逆に縦型が主流だということが分かる(多分)。そして、ダイソンの全プロダクトを見てさらに驚く。洗濯機、作ってたんだ。。なんだか凄そう。もちろんサイクロンなんだろうな。

お国事情というか国別戦略というか、妄想が膨らむ楽しいひととき。

surroundest

しつこいですが(笑)、ビョークの『サラウンド』の話。

おまけ程度に思っていた『拘束のドローイング9』。ビョークのパートナーであるマシュー・バーニー監督の映画のサウンドトラックなのだけれど、これが、すんばらしい! サラウンドでしか味わえないクオリアがそこかしこにある。特に、未発表曲である、5.1chサラウンドにしか収録されていない「ペトロラタム」(2曲目)の最後の方が、もうシュパシュパシュパって気持ちいい!(意味不明)

これだから、サラウンドはやめられない。この快感を一度味わうと、知ってしまうと、です。ビョークは、確実に一歩抜きんでていますです。