ビョークの『サラウンド』、楽しい(笑)。
期待以下ではなくて、期待通り。何曲か「おぉおー!」というのがあるけれど、後は、「こうなるだろうな」って感じ。といっても全部全部聴いたわけではないのだけれど。(『ポスト』のあのミュージカル風な「It’s oh so quiet」はかなり楽しい)
ある意味、ベックの『Guero』の5.1chを聴いたときの感想に似ているかも。サラウンドの効果はあるけれど、楽曲的に貢献しているかという点ではやや疑問な感じ。(といっても、『ヴェスパタイン』以降はもちろん素晴らしいです)
あと、この『サラウンド』は、デュアルディスク(片面がCD、もう一方の面がDVDという両面型のディスク)でのリリースなのだけれど、やっぱりDTSでは、SACDマルチの音質にはかなわないのだな(まあ、当たり前だけど)。サラウンドを広めるということ、たくさんの人に聴いてもらうということを考えても、当然でしょうな。
サラウンドといえば、YCAMでのサウンドインスタレーション『filmachine』。数人に「9月に行くんだ」なんて言ってましたけど、雲行きが怪しくなって来ました。でも、カールステンの『シンクロン』同様、こういう作品は体験しかないですから。
発売延期すること2回、約2ヶ月も待った、ビョークの『サラウンド』(国内盤)が届いた!
早く隣人が外出することを望むのみ。(大音量で聴きたいので)
今日のお楽しみは、J-WAVEのアーバン・リゾートな『SAUDE! SAUDADE…』。なんてったって、「ブラジルでは9月初旬、日本では10月に発売予定の、ブラジリアン・ミュージックのリーダー、カエターノ・ヴェローゾのニューアルバムを、どこよりも早く “先がけ” でオンエア出来ることになりました。」ですから!
今回のアルバムは、ペドロ・サーとモレーノのプロデュースだから、ブラジル新世代好きの僕にはたまらん作品になること間違いなし。64歳のロック。タノシミデス。(ペドロ・サーといえば、ペドロ+2(+3?)のリリースの噂は本当なのだろうか。)
ということで、久しぶりにトリオのFMチューナー、KT-8300を押し入れから出したり。
後は、高校野球の決勝。ハンカチ見れれば本望。
昨夜、久しぶりにマークスマンのライブを観た。ベストではないけれど、とても良いライブだった。楽曲、パフォーマンス、キャラ性など、売れるバンドとしての潜在能力は充分にあると(フジロックを観てまだ2週間も経っていない)僕は思うのだけれど、それでも最近は、お客さんが減ってきているそうだ。実際、昨日も少なかった。
売れる・売れないということを考えつつ、デザインの力によって、少しでも役に立ちたいと思うのであった。
ちなみに、上の画像は、何年か前に作り、ボツになったもの(笑)。これじゃダメデス。もっと考えよ。
素晴らしいと感じていること・ものをうまく表現できていないことが多い。後から読み返して、「なんだ、うまく書けてるじゃないか」と思うこともあるが、それは、そのとき抱いていた感動が薄れてしまった状態で読み返しているからだ(と思う)。
うまく撮れない写真の画質と対象の関係について考えていると、それが、いつのまにか音質と音楽的構造の関係に変わっていた。