最近読んだ本をメモ。リンダ・グラットン,著『LIFE SHIFT(ライフ・シフト)― 100年時代の人生戦略』と、アランナ・コリン,著『あなたの体は9割が細菌 ― 微生物の生態系が崩れはじめた』。
年末に読んだ『LIFE SHIFT』には、今年で40歳というタイミング的にも良くて、かなり感化される。
実験を通じて、なにが自分にとってうまくいくのか、自分がなにを楽しく感じ、なにに価値を見いだすのか、なにが自分という人間と共鳴するのかを知る必要があるからだ。実験は、若者だけのものではない。それは、あらゆる年齢層の人にとってきわめて大きな意味をもつ。私たちを次の地点に導き、どのように移行を成し遂げればいいかを明らかにするのは、実験なのだ。実験と探求は、一人の人間の人生を貫く要素の一部を成すものである。
そして、『あなたの体は9割が細菌』もかなり興味深く、読み終えた今、微生物の生態系が全ての事象に関係しているのではないか、と思えてしまうくらい(笑)。
次は、渡辺京二,著『維新の夢』予定。
楽しみ(今年は本を読むぞ)。
そういえば、今年の元日は本栖湖に行って、コーヒーを淹れて、しばし佇んでいたのだけれど、あれは良い時間だったなー(また行きたい)。
上記の行為は、冬キャンプの予行演習でもあったのだけれど、冬は景色が綺麗(高解像度)だし、人も虫も少ないし、良いこと尽くめ(もちろん寒いこと以外は)。
行くぜ、冬キャン。
今年、僕が「最も心惹かれた音楽」メモ。Dawn of Midi の『Dysnomia』と、Khruangbin の『The Universe Smiles Upon You』(2つとも2015年リリースだけれど…/2016年に限定すれば、Nonkeen の『The Gamble』かもしれない)。
ドイツのトリオバンド、Dawn Of Midi の『Dysnomia』は、いわゆる人力テクノ系ながら、その特異なグルーヴ感(出身がそれぞれインド、モロッコ、パキスタンというのが関係しているのかも)が醸し出す緊張感・躍動感が素晴らしいのだなー(2インチテープにライブレコーディングで、全ての曲がシームレスに繋がっていることも◎)。
“テキサスのほっこり3人組”、Khruangbin の『The Universe Smiles Upon You』は、(上の Dawn Of Midi とはある意味真逆の)メロウでドリーミー、そして、サイケデリックでエキゾチックな、ガレージ・ファンク(2016年前半はこればかり聴いていたなー)。
で、音楽生活的には、音楽ストリーミングサービスを、Apple Music から Spotify に変えたことぐらいかも(音質とアプリのデザインが決め手)。
その他、よく聴いていたアルバムはこんな感じ(順不同)。
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Nonkeen – ‘The Gamble’(2016)←Nils Frahmなバンドサウンド
Caetano Veloso and Gilberto Gil – ‘Dois Amigos, Um Século de Música: Multishow Live’(2016)←MPB系ではこれ
Wilco – ‘Schmilco’(2016)←中年的一枚
Directorsound – ‘Into the Night Blue’(2016)←エキゾチック!
Nils Frahm – ‘Remains’(2016)←’Solo’のアウトテイク的な
Andras Fox – ‘Soft Illusions’(2015)←アーバン!
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それでは、よいお年をー。