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先々週、『Pina/ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち』を見てきたのだけれど、凄く刺激的(鳥肌!)、という感想と、うーん… という感想が半々で、それからというもの、少しずつ考えてみたり、いなかったり。
3Dに関しても、実際2Dと見比べてみないと分からないかも、という意見。良いところもあるし、そうでないところもある(無論)。
だけれど、昨日WOWOWで見た『ミスター・ノーバディ』もそうで、こういう「分からない」(けれど気になる)ということを大切にしていこう、と最近思っていて、つまり、内田樹さんが『不便さと教育』の後半で言われているようなこと、なのだけれど。
音楽もそう。
ペーパークラフト作家、小紙陽子さんのホームページ「小紙クラフト」の制作をさせて頂きました。
小紙先生の超絶技巧をお楽しみください!
(信じられないかもしれませんが、全て紙で出来ています…)
10日ほど前に、未来館にて開催中の「世界の終わりのものがたり ~もはや逃れられない73の問い〜」展を見に行きまして。
もちろん、僕的最大の関心は、sonihouse のスピーカーを使っての、evala さんによる会場のサウンドデザインだったのだけれど、特に会場の最後の方で聴ける sight ×6(+サブウーファー×2)のサラウンド空間(刻々と自動生成されるフィールド・レコーディングや電子音による立体音響)が素晴らしい(!)。
前々からサラウンドに最も適した音楽は電子(音響)系だと思っていたけれど、それに、やはりサラウンドで最適化されるフィールド・レコーディングが合わさることによって、僕の求めていた、それ以上の音楽(音響空間)を、そこに垣間見たわけです。
だけれど、この会場は“音”に特化した場所ではないし、聴いている途中に人々がまわりを通る、というのがあって、なかなか集中して聴けない(人が動くことによって音場が崩れる)、というのもあって、僕としては、いずれどこかで、この evala + sonihouse の作品を最適な環境下で聴ける機会があればいいなー、と強く思うのでした。
はい。