そういえば、8月5日(もう10日以上も前になるのか…)に、象の鼻テラスでの『はとばとおんがく vol.1』、つまり、“音楽家 evala 氏とサウンド・デザイナーの加藤久直氏をお呼びしサラウンド音響を使用したスペシャルライブ(スピーカーは下の写真にもある通り sonihouse!)”に行ってきたのでした。
耳はまだ完治していなかったのだけれど、ある程度状態がよかったのと、evala さんが sonihouse の多面体スピーカーを使ったサラウンドを是非とも一度聴いておきたかった、のだけれど。
逆に、自分の耳の状態=聴力の左右差が正確な音場の把握を邪魔する、ということを再確認するハメになり、音楽にしっかりと集中できなくなってしまい、つまりちょっと残念なことに…(涙)。
後半のトークショーは、かなり興味深いお話をされていて、しっかりと楽しめたのだけれど、所用があって途中退出…(涙)。
うう(早く耳を治したい…)。
ブログはしばらくお盆休み(仕事は続行、写真はシナリー)。
遅ればせながら、Ryan Teague さんのアルバム『Causeway』にハマっております。
発売当時(ちょうど1年前くらい)試聴した限りでは、ほとんどのレヴューにある通りスティーブ・ライヒ(「Electric Counterpoint」ギター:パット・メセニー)を想起してしまい、そんなまがい物はいらないよ(極論)、となってしまっていたのだけれど、最近になって、ちょっとしたことから聴き返すことになり、徐々に見事にハマっていったのでした。
つまり、“好きな曲に似ている=まがい物はいらない”、というオリジナル信仰から、“好きな曲に似ている=好きな曲に似ているから好き”、という、僕としてはかなり画期的な宗旨替え(笑)が起こったわけです(この件についてはまた今度書きます予)。
で、何を書きたいかというと、このアルバムを僕は iTunes で買い、最初はBGMとして聴いていたので何の不満もなかったのだけれど、だんだん好きになってくると、ちゃんとオーディオの前に腕組んで座って(笑)聴きたくなるわけで、そうなると iTunes の音質(AACの256kbps)では不満が出てくる(空間の奥行きや細かいディティールが怪しい)わけで、オリジナル音源が欲しくなる。
だがしかし、このアルバムは450枚限定生産、しかも発売から1年くらい経っているとなると、なかなか手に入らない。圧縮されていないWAVデータなら Juno Records で買えるみたいだけれど、困ったことに布張りのジャケット(手作り!)も素敵なので、やっぱりCDで欲しい(!)、となり、検索アスリートの力も借りつつようやく手に入れた、という苦労&自慢話でした(?)。
(と書きつつ、耳の調子が悪いのでほぼ聴けていないという…)
10日ほど前に、未来館にて開催中の「世界の終わりのものがたり ~もはや逃れられない73の問い〜」展を見に行きまして。
もちろん、僕的最大の関心は、sonihouse のスピーカーを使っての、evala さんによる会場のサウンドデザインだったのだけれど、特に会場の最後の方で聴ける sight ×6(+サブウーファー×2)のサラウンド空間(刻々と自動生成されるフィールド・レコーディングや電子音による立体音響)が素晴らしい(!)。
前々からサラウンドに最も適した音楽は電子(音響)系だと思っていたけれど、それに、やはりサラウンドで最適化されるフィールド・レコーディングが合わさることによって、僕の求めていた、それ以上の音楽(音響空間)を、そこに垣間見たわけです。
だけれど、この会場は“音”に特化した場所ではないし、聴いている途中に人々がまわりを通る、というのがあって、なかなか集中して聴けない(人が動くことによって音場が崩れる)、というのもあって、僕としては、いずれどこかで、この evala + sonihouse の作品を最適な環境下で聴ける機会があればいいなー、と強く思うのでした。
はい。
ラジオ(heritage)に夢中になっているわけですが、ちゃんと音楽を聴くときは、もちろんメインのオーディオなわけで、で、最近は特にLPレコードを聴いているのだけれど、PCオーディオのOSを Lion にしてからは、音的に水をあけられてしまっていて、どうにかならないかと、色々とやっているメモ。
今回は足元のセッティング。この写真じゃ見えにくい、というよりも見えないですけれど(笑)、スパイクを棚にぶっ刺しから、黒檀ベースにぶっ刺しに変更。見た目的にマニアっぽくなるので本当はやりたくなかったのだけれど、解像度も上がったし、高域も上に伸びるようになったので、よしとします。
よし。
(と書きつつ全豪オープン漬けな毎日…)