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発電所美術館

帰省のついでに立ち寄った美術館その2、入善にある下山芸術の森「発電所美術館」。写真は、館外に伸びる導水管。

元発電所な美術館というと、テートモダンを思い出してしまう僕ですが、こちらは火力ではなく水力発電所跡、しかも、1995年オープンだそうなので、テートモダンより古いじゃないですか(富山に住んでいたのに知らなかったという…)。

趣き深い大正時代のレンガ造りの建物、その中に発電用タービンや導水管が残された(工場萌え的な)広い展示空間、そこに音と光と水を使った現代アート(僕が行ったときは「ニュートラル・プロダクション展」でしたよ)。

こういう興味深い特殊な空間、良いです。自分だったらどう使うだろう(アートティストじゃないけれど)とか、あのアーティストだったらどう使うだろうとか… 今後にも期待です(喫茶「HABA」も良かったし、アイスコーヒーも美味しかったし)。

あ、さっき HITSPAPER で見た黒川良一さんの「Octfalls」なんかも良さそうかも(ベタ過ぎかも・笑)。

かも。

谷村美術館

9月、お久しぶりの更新(結局、8月は一回の更新もせず)。理由は色々と思い浮かぶけれど、最大の要因は耳の不調にあると思う(それと暑さ…)。

耳の不調→音楽を楽しく聴けない→無気力。他の趣味を開拓せねば(全米オープンテニスが始まっているので、今はテニスに夢中だけれど)。

写真、帰省のついでに立ち寄った、糸魚川にある谷村美術館。村野藤吾設計による澤田政廣作品展示館。得難い空間、感覚。

もうひとつ立ち寄った、入善にある発電所美術館についてはまた今度。

清春芸術村



ゴールデンウィークは仕事が入っていたので、どこにも遊びに行けないなー、と思いつつも、一日ぐらいどこかちょっと遠くへ行きたいなー、と思い、真ん中の水曜を空け、山梨の清春芸術村に行く。

清春芸術村については、ずっと行ってみたかった、という思い入れは皆無、というか存在すら直前まで知らなくて(笑)、安藤建築が最近そこに建ったという情報のみで行ったのだけれど(要するにただちょっと遠くへ行きたかったのだけれど)、想像していたよりずっと素敵なところで、良質の「ゆるさ」と「刺激」を得ることができたのでした。

小ぶりな安藤忠雄設計の「光の美術館」もなかなか素敵だったし(アントニ・クラーベの作品も良かったし)、あると知らなかった藤森照信設計の「茶室 徹」もたまらなくかわいいし(入ってみたい!)、谷口吉生設計(後で知った…)の教会も清春白樺美術館(ジョルジュ・ルオーの作品も良かった)も素朴な建築ながら随所に粋な工夫が見られ… まあ、とにかく良かった、ということです(笑)。愛おしい小ぶりな建てものたちよ。さすが芸術村。

そして、土地の力なのか、随所に感じる「ゆるさ」もすごく魅力的。桜の名所だそうなので、またいつか春にでも行きたいと思うのでした。

はい。