ケイジ 2
感情をもつことは構いません、ただしその奴隷にならないことです。
うーん、響くなー。
もう一度、『小鳥たちのために』を読まなきゃ。
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感情をもつことは構いません、ただしその奴隷にならないことです。
うーん、響くなー。
もう一度、『小鳥たちのために』を読まなきゃ。
遺伝暗号表、DNA分子と他の分子の配分の表が目にとまったのですが、ご存知のように、現在の分子生物学によると私達の人格はそれらによって決定されるわけですよね。で、私は即座に『易経』だ、と思ったんです。遺伝暗号表はまさに『易経』のように構成されているんですよ。表は64の要素からなり、三連文字が組み合わさって6つの文字からなる一組を作っているわけです。つまり私達の人格はチャンス・オペレーションによって生じるのですー音楽と全く同じように。
人格はそのように生じ、その後の環境因によって機能(開花)したり、しなかったりするのかもしれない。
つづく…
僕は付箋魔なので、本を読みながらペタペタとたくさん貼っていくのだけれど、結局、貼り過ぎてしまい、用を足さない場合がある。
そこで、「付箋+ドッグイヤー」。我ながらよい思いつき(笑)。
色分けすれば済む話ですって?
そんなの(僕のなかでは)粋ではないのですよ。
そして、出来るだけ「機能」と「美」を両立させたいのであります。
というわけで、次に読む本は、アルフレッド・ノース・ホワイトヘッド,著『過程と実在』に決まった。
そうか、これは、高橋悠治さんの言葉だったのか。
ともかく昔の中国のことわざで「何かものごとを始めるには、まず、部屋を掃除しなければならない。部屋がからになると、太陽の光が入ってくる」というのがあった…。
InterCommunication No.24(1998)より抜粋。クセナキス×高橋悠治×伊東乾「存在・偶然・忘却」からで、クセナキスの「ものを忘れれば、意識はより自由になる。それで、頭を記憶から開放するんだ(笑)」発言に対する悠治さんの同意的回答。(クセナキスのその後を考えると、笑うに笑えない発言ですけどね。)
それにしても、勢いがあった頃の InterCommunication は面白い。
土曜は、Afterhours さん宅にて、おいしく食し・話し、日曜は、サティのピアノ曲全集を聴きながら読書。そんな幸せのなか、僕は30歳になった。
下のイリヤ・プリゴジンさん(物理化学者)のお言葉は、偶然パラパラと見返すことになった InterCommunication No.23(1998)からの抜粋。浅田彰さんとの対談で、彼の言葉にすごく惹き付けられる。
現代美術について言えば、ピカソよりもカディンスキーからロスコに至る抽象絵画のほうに興味があります。ピカソのような画家は、批判的にではあれ、伝統的な絵画との関係を制作の軸にしていたのではないか。他方、抽象絵画というのは、直接に観察できるリアリティを超えて、もっと深い何かを見ようとする試みだと思うのです。
ということで、彼の本を読んでみることにしよう。