Journal

Archive: Music

ケイジ

遺伝暗号表、DNA分子と他の分子の配分の表が目にとまったのですが、ご存知のように、現在の分子生物学によると私達の人格はそれらによって決定されるわけですよね。で、私は即座に『易経』だ、と思ったんです。遺伝暗号表はまさに『易経』のように構成されているんですよ。表は64の要素からなり、三連文字が組み合わさって6つの文字からなる一組を作っているわけです。つまり私達の人格はチャンス・オペレーションによって生じるのですー音楽と全く同じように。

人格はそのように生じ、その後の環境因によって機能(開花)したり、しなかったりするのかもしれない。

つづく…

第3回「8ビートの会」

beck_iaiym

昨日は、第3回「8ビートの会」。3回目を迎えようとも、ただお話をしながら好きな音楽をかけていくだけの会であって、でも、これが(相変わらず)一番楽しいことだったりもする。今回は、会長不在のなか、準レギュラーのアサノさん、その友達のババさん、そして、ゲストにstand君。

今回は、アサノさんおすすめのルー・リード『トランスフォーマー』と、stand君おすすめのソニック・ユース『ア・サウザンド・リーヴズ』が、僕としては収穫だった。ソニック・ユースは、LPで聴くべきなのか。なるほど。それにしても、素晴らしいノイズだった。

一番印象的だったのは、同居人のかけた、Beck『It’s All in Your Mind』。45回転、ドーナツ盤。特に、B面の「Whiskey Can Can」のドラムがかわいい。「スットコトントン」って(笑)。

だがしかし、昨日は我がオーディオの調子があまりよくなく、全体的に音が軽めだったため、それが気になって音楽を完全に楽しむことができなかった。オーディオマニアの悲劇。。

音楽好きのなかにいると、自分はオーディオマニアであるという実感が強くなり、オーディオマニアのなかにいると、自分はただの音楽好きであるという実感が強くなる。どちら側でもない、マージナルな存在=僕。

PCオーディオ

da53_pc

念願かなって、CECのD/Aコンバーター「DA53」を入手。(D/Aコンバーターというのは、デジタル信号をアナログ信号に変換する装置のことです。)

なぜ、DA53が欲しかったかというと、上の図にあるように、PCからの“音”データをUSBで受けることができるからで、しかも、その音はDA53の定価の5倍以上するCDプレーヤーより(ある意味)音が良いから。(詳しくは、AB誌 vol.42 P.189~191 参照。)

どう音が良いのか。単純に書くと「鮮度が高い」ということかな。僕がCD再生として(CECのTL5100Zが逝ったあと)使っていたマランツのDV9500と聴き比べると、その差は歴然で、iBook→DA53の音を聴いてしまうと、DV9500の音なんかは、膜がかかったような覇気のない音に聴こえてしまうのだなー。

これで、CD再生も一段階レベルアップしたのでした。うふふ。

皇帝

070418

Iさん&Oさん宅で聴いた、ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番『皇帝』が忘れられず、虎の子のタワレコ・ポイントカードを使って入手(写真右)。

これは、いわゆる普通の『皇帝』ではなくて、

第1・第2ヴァイオリン各1本?! 総勢20人の“フル・オーケストラ”?! この編成にして可能な細やかな表現、この編成とは思えぬ“破壊力”! 初演時のオーケストラを再現した、前代未聞の『皇帝』&第4番!!
というわけです。(詳しくは、こちらのページ後半を参照ください。)

初演時はこんな感じだったのかもしれないという興味も、もちろんあるけれど、僕が欲しかった理由は、「聴いていて気持ち良いから」に尽きる。「一体感」と「躍動感」。室内楽っぽいというより、僕の感覚でいうと“バンド”っぽい。(ティンパニの「ドンドコドーン!」がたまらない!)

で、『皇帝』を買って、上りのエスカレーターに向かって歩いていると、つい見つけてしまったのが、ジョアン・ジルベルト『ライヴ・アット・ザ・19th・モントルー・ジャズ・フェスティバル』(写真左)。ジョアンのファンとしては、(お金はないが)買うしかないでしょ。。(あのイラストは福田繁雄氏だったのか。)

で、『モントルー』を買って、(もうお金がないので帰ろうと)下りのエスカレーターに向かって歩いていると、今度は、パブロ・カザルスのDVD-Rを発見! 動いているカザルスをあまり見たことのない僕は、かなり興味を惹かれるが、さすがにこれは断念。。

やはり、レコ屋は恐ろしいところです。しばらく近づかないようにしないと。。