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in Tokyo

そういえば、昨年楽しんで来たライブの音源が発売されていたので買ってみたのでした、アントニオ・ロウレイロ『in Tokyo』。

いつも思うけれど、ライブ(記憶)とライブ盤とでは、やっぱり生の方が断然良い(といってもライブ至上主義ではありませんよ)。

あ、ライブといえば、明日はアート・リンゼイ(!)。

わーい。

Coisa Boa [Analog]

前に書いた、モレーノ・ヴェローゾの『コイザ・ボア』、9月にレコードも出たので買ってみたのだけれど、これが実に良いんだなー。

夏前にCDを買ったものの、実はあまり聞いてなくてですね、「良いアルバムなんだけど若干印象薄めかも…」的な、そんな感じだったのが、レコードで聴き直すと、なんだか心に深く深く入って来るのだなー(ジャケもでかい方が素敵)。

というわけで、ジルベルト・ジルの『ジルベルトス・サンバ』のレコードも欲しいのだけれど、ちょっとお高い…。

うう…。

Cocerto for Turntables and Orchestra

後ろのレコードの方が目立っちゃってますが(笑)、手前右のCD、G.プロコフィエフ『タ-ンテーブルと管弦楽のための協奏曲』(2009年発売)の話。

何かは忘れたけれど何かで知って、最初は Music Unlimited で「プロコフィエフの曲をDJかなんかが再構築系ね( Recomposed シリーズみたいな)」と勝手に思い込み、興味本位で聴いていたのだけれど、聴く度に惹かれ度数が増し、ちょっと調べてみると、「プロコフィエフって、あのセルゲイ・プロコフィエフではなくて、その孫のガブリエル・プロコフィエフなのか!」とか「うわっ、ちゃんと生のオーケストラとの協奏曲として作曲されてるんだ!」とか驚きまくり、その勢いで買ってしまったわけです(笑)。

ターンテーブル協奏曲となると、かなりキワモノっぽい印象があるけれど、武満徹の『ノヴェンバー・ステップス』(琵琶、尺八とオーケストラのための音楽作品)だって、そういう観点からしたら似たようなものだし(?)。

全然知らなかったけれど、まあ、とにかく面白いです(かっこいいんです)。

はい。

Coisa Boa

モレーノ・ヴェローゾ、『コイザ・ボア』。アルバムが出るという噂を聞いてから何年経つのか分からないくらいに待っていたけれど、ようやく昨日発売(!)。

穏やかな良いアルバムだと思います(まだ一回しか聴いていないけれど)。

はい。

PONO

先月発売されたベックの新譜『Morning Phase』、とっても良いアルバムだと思うのだけれど、特にハイレゾ(96kHz/24bit)で聴くと本当に気持ち良くてですね、ヴォーカルの生々しさといい、ストリングスの包容感といい、どこまでも低いベース、どこまでも気持ち良いドラムといい、実体感というか、ライブ感というか、とにかく素晴らしくて、中年はもう(前に書いた192kHzのマイルス以上に)大喜びなのだけれど。

ただ、この素晴らしいハイレゾを(ちゃんと)聴くにはちょっとしたハードルがあって、ハイレゾ対応のプレーヤーやアンプ、または USB DAC やオーディオインターフェースなどのオーディオ機器が必要になってくるわけで、一般的にはまだまだ敷居が高いのが現実だと思うし、ちょっとややこしいところもあるので、ちゃんとハイレゾ再生出来ていないのに「これがハイレゾかー、ふーん」という感じに、なんちゃってハイレゾを聴いている人も(実は)多いのかもしれない、と勝手に心配していたり…(ソニーも頑張っているみたいだけれど…)。

で、まさにそんなとき(先週ね)、ニール・ヤング先生の PONO の発表があり、「おおっ!」となっていたわけです。簡単にいうと、ポータブルハイレゾプレーヤー(PONO/上の写真)とハイレゾ・ストア(PonoMusic/今のところ日本未対応…)なんだけれど、Kickstarter の盛り上がり(現在4億円超え!)を見ても、PONO の中身(コンデンサー!)を見ても、なんだかかなり期待できそうな気がしているわけです(ハイエンドなオーディオメーカーの Ayre や AudioQuest なんかも関わってるみたいだし)。

つまり、PONO さえ手に入れれば簡単に(ちゃんとした)ハイレゾを楽しめるし、今はまだ少ないハイレゾ音源にしても(ニール・ヤング先生のお力で)そうそうたるミュージシャン達が PONO に賛同しているみたいなので、こちらも期待できるんじゃないかと。

というわけで、PONO のこれからが楽しみなわけです。

はい。