
先週届いていたのだけれど、バタバタしていて見れて《ら抜き表現》いなかった、カエターノ・ヴェローゾ『“粋な男”ライブ』を見る。
最初、音が悪いなーというありがちな思いに囚われるが(笑)、途中からは、そんなことなどおかまいなしの、涙あり、笑いありの素晴らしいライブ。国際フォーラムでのライブを思い出したり。
このDVDは、日本語字幕付き(これが売り)なので、歌詞の内容が(ほぼ)リアルタイムで分かるわけで、これはスペイン語・ポルトガル語の分からない僕には、とてもありがたいのだけれど、「音楽にとって“歌詞”とは何か」ということを、つい考えてしまうのだなー(基本的に、歌詞の内容が分からなくても音楽に感動できる体質なので)。
誰かが「“歌詞”というのは、結局、聴く側の問題ではなく、歌う側の問題である」と言っていて、「歌い手がいかにその感情(とかそういうもの)を表現できる(・しやすい)かということが重要である」そうで、なるほどなーと思ったり。
という感じで(?)、去年から歌詞のことを考え続けているわけです。

オーディオ・ラック変更。コンランで衝動買い(笑)した SUSSEX TV BOARD。幅2m、奥行き48cm、厚さ5cmの重厚長大な板(オーク材)が、ステンレス製の細い足に乗っているというか、浮いているような感じが、なんかよかったんです。
音的にどうか、とか、色的(インテリア的)にどうか、とかありましたけど、いれてみたくなったんです。そういう衝動が大切なのです(?)。
写真を見る感じ、スピーカーとアンプがすごく近いように見えますが、実際近いです(笑)。オーディオ、今回はビジュアル関係も全て、このラック周りに配置しなきゃいけなかったので、こんなことに。。
ケーブルもぐちゃぐちゃだし。。
音は調整中。つづく。
ペドロ・サー:思い出すことがあって、8歳の時、はじめてモレーノの家へ泊まりに行ったんだ。クラスメートの家ってことでね。僕は真夜中に目覚めてしまって(子供の頃、眠るのにすごく沢山の問題を抱えていたんだ)、水を飲みに行った。台所に着くまでに、カエターノが1人でギターを弾いて歌っていた。
「おおペドロ。起きていたんだね。ちょっとこっちに来ないか」ってカエターノに呼ばれた。すごく美しいことだと感じたんだ。誰かが真夜中に起きて何かをしているってことがね。私はとてもカエターノと近しい感情を抱いて、彼が歌うのをそこにいて聞き、眠れないことについて、すこし話した。
ぐわ〜、なんてうらやましい体験なんだ!
映画『トーク・トゥ・ハー』でのプライべート・コンサート(?)のシーンもうらやましいけれど、ペドロ・サーの体験はそれ以上ですたい!
クワー(笑)。