Journal
Posts
最近引っ越しされたYさんから、Salon Sound Issue / Techno Music Landscapes なるビデオをいただいたので、さっそく、押入からビデオデッキを出してきて見てみたのは、日曜のこと。
内容は、エレクトロニカ、音響系の方々のインタヴュー集のようなもので、音を作る現場(など)にて「どうやって音楽を作り上げていくか」、「この先どうすんの」みたいなことを聞くあれです。
印象に残ったのは、竹村延和とマーカス・ポップ。竹村さんの機材の多さにびびり、マーカス・ポップの天才然とした態度に喜ぶ(上の写真参照)。
オヴァルプロセスってこういうのだったか。なるほど。
『AERO DEKO EP』でも聴くか。
雑誌、TITLE「至福のコーヒーミュージック」を読んでいたら、カプチーノが飲みたくなったので、久しぶりに作ってみた。
久しぶりなので、フォームドミルクの泡立ちがいまいち、味もB級(普通のお店級)。くやしぃ。
さて、この特集を読んで、音楽好きならば「自分なら何を選ぶだろう」と考えると思うのだけれど、僕も(もちろん)考えてみた。せっかく考えてみたので、記しておきます(笑)。
オス・リチミスタス『オス・リチミスタス』
MPさんに教えてもらった、ドメニコ、サン・ジュアン、Dany Roland という本職がドラマーな3人のユニット。脱力感、一筋縄ではいかない感、適度のポップさと毒。
デヴェンドラ・バンハート『The Black Babies』
録音環境の悪さからの生SE(笑)が素晴らしい効果をあげている。浮遊感、上質なへなちょこ感(?)。昼下がり、ストリートな感じ。アルバムの『OH ME OH MY…』でも可。
高橋悠治『Cage: Piano Sonatas/Interludes』
ジョン・ケージ作。プリペアド・ピアノ独特の音色、はずし感。セロニアス・モンク(のはずし感)が好きな人にちょっと聴かせたい。小音量で。どこか遠くで鳴っている感じで。
僕がコーヒーミュージックに求めるのは、脱力、毒とサウダージ(?)。
最近買って、気に入っている2枚、アドリアーナ・カルカニョット『CANTADA』と、アルナルド・アントゥネス『クアルケール』。
でも、はじめの2〜3回くらいの聴いた感じでは、2枚とも「失敗」だったかなーと思っていたのでした。ちゃんと試聴していたら、ほぼ間違いなく買わなかったかもしれない(特にアルナルド)。
「暗い(アドリアーナの場合はクールかな)」、「(妙な)重さ」というのが共通項かな。何か聞き慣れない、それでいて(最初は)心地よくない、でもなぜか聴いてしまう。こういうのは、後に中毒性を持つ可能性が高いんだなー。
よって、僕はこの2枚の中毒になっているわけです(笑)。アドリアーナの(ライブでも感じた)クールさと熱、アルナルドの仏頂声(笑)とドラムレスの小気味いい違和感。
試聴しない方がいいときもある。
あ、マリア・ヒタの新譜はどうなんでしょうかね。今度は、サンバですか。これで、サンバ苦手意識を克服するのも手かも。