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妥協

昨日は、銀座のgggで『EXHIBITIONS : Graphic Messages from ggg & ddd 1986-2006』(最終日)を観賞後、御茶ノ水で打ち合わせ、渋谷のタワレコ(Wポイント最終日)で『ATAK010』を買い、奥沢で『D勉強会』。

gggは、以前に書いたエントリーのアンサーになるのではないかと期待していただけに、ガツカリというか無感動。アートとしての価値はあるだろうけど、デザインの参考には決してならない(と思う)。

それにしても、『D勉強会:秋田道夫さん(プロダクトデザイナー)×ナガオカケンメイ(D&DEPARTMENT PROJECT代表)』は面白かった。特に、制作上の妥協についての質問に対する秋田さんのアンサーが素晴らしくて、(ちょっと誤解を招きそうな)「妥協は完成の父である」という言葉により、僕はプチ・ブレークスルーすることに。

秋田さんの「妥協は完成の父である」という言葉には、甲野善紀さんの「私にスランプはない」という言葉が意味するところの深い部分で繋がりがあるように思える。自分の理想が最高だと思っているから“妥協”という言葉が出てくるのである。それは、独り善がり以外の何者でもなかったのだ。(あくまでも僕の場合の話です)

ということで、今日は、クールダウン。洗濯しよ。

Breezin’

今日は、ジョージ・ベンソンの『Breezin’』な日。朝聴いて、夜にも(大音量で)聴く。

完璧としか言いようのない、さわやかさ大爆発の1曲目「Breezin’」、そして、ナルシス感がたまらない2曲目「This Masquerade」、、、ジョーベンのギターが(文字通り)歌い、それを、ハービー・メイソンの完璧なビート、さらに、秀逸なストリングスのアレンジが、、、ああぁ~

ということで(笑)、『Breezin’』のスーパーオーディオCDを買っておかなければいけないと、思うに至る。が、SACDで発売されていないではないか!

と落ち込むが、なんと、DVDオーディオで発売されているではないか!

と、独り盛り上がる(笑)。

飛躍

金曜は、渋谷のUPLINKにて『ATAK展』を観賞後、大井町のカンティネッタで、Webディレクターとおいしいワインに酔う。土曜は、久しぶりのオーディオOFF会。Dolonさんの音を初めて聴かせていただく。帰宅後、仕事。日曜は、仕事の修正指示を待ちつつ、WOWOWでやっていた『ロード・オブ・ザ・リング』を見倒す。

『ATAK展』は、僕が感心を持っているATAKのアートワークの、ラフやアイデアの状態から見られるものだったのだけれど、ボツになった案なんかが想像以上にイケテナイものが多くて(笑)、彼らも僕と同じ人間なんだとホッとする。以前、デザインの現場で見た、グルビの100%チョコレートのボツ案もそんな感じだったことを思い出す。

ただ、最終的にできるものは両者ともに素晴らしいものなので、ある段階に「飛躍(ブレークスルー)」が起きているわけで、そこらへんの詳しいところが知りたいのであります。

とりあえず作ってみるということの大切さなのか。もしくは、イチオシとのコントラスト比を上げるための駄作群なのか。

明晰なプロポーション

idea321

アイデア、「ヤン・チヒョルトの仕事」を読み終えた。前衛から伝統回帰へ。チヒョルトの人生は、実に興味深い。

巻末の「紙面と版面の明晰なプロポーション」を読んで、ひとつ学ぶ。何を学んだかと言うと、それは、“9分割”ということ。僕は、何か紙面を分割するとき、大抵“10分割”だったり、“5分割”だったりする。比率のバランスで迷ったときも、“5”だったり“2.5”だったりと、“5の倍数”を使う癖があるのだ。(なんとなく気持ち良いのです)

ということで、今度からは“3の倍数”で攻めてみよう。