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私、パンクだし。

高山なおみさんの11月4日の日々ごはん(日記)に、

『きょうの料理』の収録の時、「自然が好き」というようなことをインタビューで話しているうちに、自然体とか、自然派志向みたいな風に、私はよく思われているみたいだけど、自分はそういうのと違うんだよなーと思いながら、うまく説明ができなかった。
私、パンクだし。

という記述があるのだけれど、最後の「私、パンクだし。」という言葉が実に小気味よくて、なんだかすごく気に入っている。

この「パンク」が指す真意は分からないけれど、僕が受け取ったパンク感でいえば、先日観てきたジョアンだって、パンクだし、下に書いてある甲野善紀さんだってパンクだ。そう、僕の好きな人たちは、みんなパンクなのだ。

僕も、パンクだし。

甲野善紀身体操作術

yoshinori_kono

いい加減、10月27日に試写してきた『甲野善紀身体操作術』について書かなきゃ。そしてTBしなきゃ(それが、ブロガー試写会の条件だから)。

甲野善紀さんについて、甲野さんを見たことのない、技を受けたことのない人たちに説明するのは、とても難しい。誤解を承知して、「身体操作術」を「パソコン操作術」で喩えるなら、甲野さんを技(術)を見るという行為は、ショートカットを知らないパソコン初心者が、ショートカットしまくりの上級者の操作を初めて見る感覚に似ていると思う。あの「え、今どうやったの!?」という感覚だ。

パソコン初級者にとって、例えば、ブラインドタッチで、もの凄い早さでキーボードを打ったり、マウスを凄い早さで的確に動かすことだったら、「すごいなー」とは思うだろうけど、それはまだ想像の及ぶところだろう。しかし、ショートカットを知らない初級者にとって、何工程もかかる操作を一瞬にしてしまうショートカットは、まるで魔法のように見えるはずだ。

ブラインドタッチや、もの凄いマウス捌きが、現代のスポーツ選手だとすると、ショートカット使いが、甲野さんということになる。(しかも、今の甲野さんは、Command+Option+Shift+K くらいの複雑なショートカットへとますます進歩している)

しかしながら、「身体」と「パソコン」は全くの別物であるからして、この喩えには、有効ではない点が甚だ多い。

 そこで、『甲野善紀身体操作術』。このドキュメンタリーの出現によって、上記ような、ある意味的外れな説明をしなくても良くなったという点だけにおいても、充分に価値がある。ただ「見る」だけで良いのだから。

このドキュメンタリーは、何よりも自然な状態の甲野さんを映像に捉えているというところが素晴らしい(音楽や編集がちょっと稚拙に感じるところがあったけれど)。

そして、あの稽古風景がなんとも興味深い。何かに取り憑かれたかのように、意識と身体に垣根がなく、まさに渾然一体となったようなクリエイティブな瞬間。

僕は、グレン・グールドの自宅での練習風景を思い出さずにはいられなかった。

※上の写真は、2002年2月に受けたセミナーのときのものです。

ジョアン・ラブ

昨日は、ジョアン・ジルベルト来日公演、最終日。席は、18列目で中央ちょい右寄り。今までで一番良いポジション。約1時間遅れで始まったライブ。僕が記憶していた声より高く透き通った歌声、控えめなギターの音量。まだ調子の上がらない、たんたんと歌うジョアンをよそに、僕は2曲目で涙する。クリアな音質に酔いしれたのだ。耳の快気祝いとして、生でジョアンを聴けるなんて、これほど素晴らしいことがあるものか。(と、自分に酔ったのです)

アーティストと聴衆の素敵な関係、愛に包まれた時間(空間)。自然体なジョアン。チャーミングなジョアン。もうラブです。ラブ(超越)しかありません。そして、繰り返されるが一度として同じものはない心地よいグルーヴが、まだ僕の中に漂っている。

脱・ストレス性難聴

2週間ぶりに耳鼻科へ。ストレス性難聴は、聴力検査の結果、問題なしということで、完治宣言。当人としては、うれしくてしょうがないのだけれど、耳に少し詰まった感覚があることがちょっと不安で、でも、まあ、これはきっと気のせいなのだろうということにしておく。

とにかく、明日のジョアンに間に合ってよかった。(安堵)

Picnic Bag

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先週の木曜に、何人か人が、このレジャーシートで作られた「ピクニックバッグ」を持っているのを見かけたので、貨物トラックの幌をカットして作られている FREITAG などに影響を受けて作られたものなのだろうなと思い、同居人に「次はピクニックバッグが流行るみたいだぜ」なんて得意げに言っていたら、Design Tide のメイン会場にて無料で配られていたものだった。。

しかしながら、このピクニックバッグ、いいんじゃないでしょうか。なんてたって使えそうだし、丈夫そうだし、ピクニックのイメージで少し楽しい気分になれそうだし。
 

boon

僕は、防音シートでバッグを作って欲しい。写真は、最近初めて見た色の防音シート。バッグなのに防音!(笑)