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昨日は、構想日本 J.I.フォーラム『古武術とクオリア』、つまり、甲野善紀(武術を基盤とした身体技法の実践研究者)×茂木健一郎(脳科学者)に参加。
甲野さんの「科学(至上主義)批判」に対しての、茂木さんの「真の科学はそうではないですよ」的弁明。もっと刺激的な論戦が聞けるかと思いきや、終始、お互いに視線(論線?)を合わせないというか、微妙にズレ合っていて、後味悪し。といっても、興味深い話ももちろんあって、アマチュアリズムの重要性とか、デカルト、カント、ニーチェなんかは社会に対する個人的な主張であったとか、武術の「型」と「真の科学」はある意味同意であるとか。んーむ、第三者としての司会がいれば、もっと話がまとまっただろうに。
甲野さんは、現代の科学(至上主義)社会を批判し続けているけど、僕は、やはり経済が悪の根元だと思うのだ。早くスタートレック的24世紀が来ないかしら。
明日の、シンポジウム『意識の進化』に行くべきか。池上さんの話は聞いてみたい。
複雑系、もうちょっとちゃんと理解したい。
流行通信 May 2000 vol.442 より。ルイ・ヴィトンが握る春のモード「MATCH POINT」と題された8ページの内の2ぺージ。モデル・田辺あゆみ、撮影・富永よしえ。(田辺さんのオープン・ハンド・サービス、美しいです。しかも、ボールがヴィトン印!)
なぜ今になって6年前の雑誌なのかというと、昨日、吉祥寺に行った際に、ブックステーションという古本屋に初めて入ったのだけれど、この店は、品揃えといい、所蔵数といい、広さといい、とにかく素晴らしくて、で、そこでウロウロと散策していて見つけたもの。
某デザイン事務所勤務時代に、この流行通信を見て、ものすごく衝撃を受けたのをずっと憶えていて、なぜって、僕はその当時、なんとか卓球のイメージをかっこよいものにしようと、広告など(のプレゼン)に何かと卓球を持ち込もうとしていたから。ファッションフォトと卓球の出会い。しかもあからさまじゃないのが素敵。
昨日の雑誌パラパラ記憶と、古本屋の膨大な雑誌を目の前にして、昔の記憶が蘇り、妙に懐かしくなってしまい、買ったのでした。
同居人が WIRED を買ってきたので、久しぶりにパラパラと見る。英文なので、ちゃんと読めやしないが、なかなかおもしろいではないか。某デザイン事務所勤務時代には、ものすごい数の洋雑誌を見ていたけど、こんなにじっくりと眺めることはなくて、「何か使えそうなヴィジュアルはないか」みたいな感じで、猛烈な勢いでページをめくっていたなーなんて。
で、パラパラと見ていて気になったのが、上。まず、左。「SURROUND YOURSELF」という言葉とともに、僕が現在夢中になっているビョークの『サラウンド』が載っているのだけれど、注目すべきはその上、トーキング・ヘッズのボックスもあるではないか! 調べてみると、『Talking Heads Brick』の模様。これも聴いてみたい。どなたかどうですか?(笑)
で、右。「ダイソンの掃除機って縦型があるんだー、ふへぇー」という感じで、やっぱりちょっと調べてみると、日本では横型しか取り扱ってないようで、アメリカでは逆に縦型が主流だということが分かる(多分)。そして、ダイソンの全プロダクトを見てさらに驚く。洗濯機、作ってたんだ。。なんだか凄そう。もちろんサイクロンなんだろうな。
お国事情というか国別戦略というか、妄想が膨らむ楽しいひととき。
しつこいですが(笑)、ビョークの『サラウンド』の話。
おまけ程度に思っていた『拘束のドローイング9』。ビョークのパートナーであるマシュー・バーニー監督の映画のサウンドトラックなのだけれど、これが、すんばらしい! サラウンドでしか味わえないクオリアがそこかしこにある。特に、未発表曲である、5.1chサラウンドにしか収録されていない「ペトロラタム」(2曲目)の最後の方が、もうシュパシュパシュパって気持ちいい!(意味不明)
これだから、サラウンドはやめられない。この快感を一度味わうと、知ってしまうと、です。ビョークは、確実に一歩抜きんでていますです。