で、肝心の SEKRIT の音質。これが良い意味で予想を裏切ってくれているのだなー。
LINN DSシリーズの音って、今まで数回聴いた感じからすると、なんとなく“聴きやすい、耳疲れしない音”(もちろんとっても良い音なんだけど)というイメージがあって、いわゆるPCオーディオの“鮮度の高い、勢いのある音”と比べて、やや“大人しい”というか。
で、SEKRIT もDSシリーズなので、そういう音なんだろうと想像していたけれど、これが、実に“くっきり、はっきりした音”で、低音もしっかり締まってるし、何よりもS/Nが高い“クリアーな音”なのだなー。いわゆるモニター調の筋肉系(笑)。
これは、LS3/5A(スピーカー)との組み合わせによるものなのか、DSシリーズって本当はこんな音だったのか、LINNのエントリークラス系はこんな音なのか、分からないけれど。
はい(了)。
追記:デジタルアンプだからかもしれない。
というわけで、下の続き。SEKRIT は、いわゆるネットワークプレーヤー+プリメインアンプで、ネットワークオーディオって便利そうだけど、なんとなく面倒そう(NASとか、LANの構築とか、設定とか…)と思っていたけれど、始めてみると、うーん、これは便利かも(!)。
(ウチの場合、PS3+nasne のおかげで、アンプのすぐ横までLANが来ていたし、NASもすでにあるし(仕事用だけれど…)、というのもあって、かなりハードルは低かったのだけれど…)
で、SEKRIT の何が便利かというと(まるまる一体型というのもあって)、上の写真のように iPhone / iPad を完全なリモコン(音量から、プレイリストの作成、セレクタの切り替え、電源のオン/スタンバイまで…)として使えること。ソファに座りながら(猫を膝上に載せながら)、iPhone ひとつでネットワーク上にある音楽ファイルを聴きまくれるわけです。
さらに、AriPlay にも対応しているから、かなりお手軽に音楽を聴けてしまう(しかもけっこう音が良い…)。
(PC/Mac上の音も Songcast を使えば全部飛ばせるし)
というわけで、かなり快適な音楽生活を送っているわけです。
はい(肝心の音質については次回…)。
結局、新しいアンプは、LINN の SEKRIT DS-I になりました。現行の SNEAKY DSM と少し迷ったけれど、中古でお安いのに出会えたことと、幅がスピーカーの LS3/5A とほぼ同じ(191mm)ということもあって(笑)、SEKRIT になったのでした。
(僕の LS3/5A はシングルなので、SNEAKY の売りのバイアンプ接続ができないというのもあり)
今回のアンプ選びは、かなり迷走していたのだけれど、やはり大きかったのは、DENSEN B-110 を自宅試聴できたこと。それまで使っていた LINN CLASSIK とはかなり好対照な音造りで、音の透明・無色感、空間の広さ、響き・余韻の美しさが印象的なだけでなく、さらに可能性を感じる音で、やっぱりスピーカースタンドが必要なんじゃないか、など色々とオーディオ欲がむくむくと湧き上がり、音も大きくなるなる。
で、耳に負担がかかっていることに気付くわけです。この方向はまずいと…。
というわけで、初心に帰って「脱オーディオ」の方向を模索し直し、DDWさんの「SNEAKY、評判良いらしいですよ」というアドバイスもあり、上記のように SEKRIT になったのでした。
それにしても便利だなー、SEKRIT(というか、LINNのDSシリーズ)。音も良いし。
つづく。
現在発売中、長谷川アンナ,著『Photoshopのドリル!』のデザイン(装丁、本文デザイン、DTP)を担当させていただきました。
ドリルシリーズではおなじみ、長谷川アンナさんによる「初心者にも分かりやすく、しかも面白い(笑)」解説に、今回は(著者イチ押しの)アーティスト、武田晋一さんのイラスト(及び写真)が加わり、もう、なんというか、ソフト解説本を超えた楽しさがそこにある、と思います。
皆さん、是非!