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Fireface 400

そうそう、一昨日まで「音と戯れる会」の巡回試聴でウチに来ていた、RME Fireface 400 の音は、まさしくスタジオで聴いていた音と同じ系。太く力強くストレート。

Fireface 400 は、オーディオインターフェイスなので、すごく色々な機能があるけれど、今回は、DAC部分のみを、常用している CEC DA53 と比較試聴。

音の感じは上記の通りなので、CEC とは好対照。ただ、Fireface 400 はコントラストが高いゆえに、情報というかニュアンスに欠けていると感じるところあり。まあ、これは戯れる会のみなさんのように、電源を強化すれば解決する問題なのだろうけど。

次の DAC 選び、迷いそうだなー(笑)。

スタジオ見学

昨日は、都内某スタジオにて、マークスマンのレコーディング風景(兄のギター入れ)を見学。録音のこと、音のこと、アレンジのことなど、色々と興味深い。

オーディオ好きとして、気になるスタジオの音は、まさしくモニター調。太く力強くストレート。もちろん良い音なんだけど、自宅で長時間聴くにはちょっとキツイだろうなー(でも、これくらいハッキリしっかり音を出さないと、モニターの役目が果たせない)。

兄の紹介で、僕は「オーディオ好き」となっていたのだけれど、いつのまにか、それが転じて「ケーブル好き」になっていて(笑)、録音エンジニアの方に色々とケーブル自慢(?)される。「これロジウム」とか「これクライオ処理」とか(ちゃんと Mac にも太い電源ケーブルを使用されていた)。

しかしながら、アレンジというやつは難しい。ギターの違い、アンプの違い、一本か重ねるか、右か左かセンターか、などなど。曲に対しての明確なイメージがないと、アレもコレもになってしまう(今は色々と出来てしまうからなおのこと)。

デザインも同じ。

コーヒーとオーディオ

コーヒーの淹れ方の方法がたくさん存在するように、オーディオにも色々な方式がある。というようなことを考えてみる。

コーヒーの場合、最も一般的なドリップ式ひとつとっても、1つ穴のメリタ式、3つ穴のカリタ式、円錐形のコーノ式などがあり、フィルタの材質だって、紙、布、金属などがある。

オーディオの場合も、1つのユニットで全帯域を再生するフルレンジユニットから、2ウェイ(ユニットが受け持つ帯域を、高音と低音に2分割)、3ウェイ(高音と中音と低音に3分割)などがあり、ユニットの配置にしても、上から高中低音と並べるものから、高(中)音を低音で挟み込む仮想同軸という方式などがある(ついでに書くと円錐形のユニットもある!)。

このアナロジーは強引(かつ端折り過ぎ)だと分かりつつも話を進めますよ(笑)。

コーヒーのゴールはどこにあるか。それは、おいしいコーヒーを飲むことにある(と思う)。そのために、色々と方法が編み出されてきたわけだろうけど、そのなかで正解がひとつかというと、そうではない(と思う)。清らかなアメリカンが大好きな人と、濃厚なエスプレッソが大好きな人がいるわけだし。

では、オーディオのゴールはどこにあるか。僕にとっては、おいしい音(音楽)を聴くことにある。ただ、人によっては「原音再生」がゴールだったりする。元の音を再生する。録音現場で鳴っていた音を、自分の試聴環境で再生する。これが話をややこしくしている気がするんだなー。「俺の音が正しい、つまり原音再生なんだ!」とか、何か勝ち負けの話になったり。僕なんかは、「原音再生」はツールであって、ゴールではないと思っている(あれ、何の話だ?)。

ふらっと喫茶店に入って、コーヒーを飲む。「ここのコーヒーは僕の好みよりちょっと薄めだけど、その分透明感が際立っていて、これはこれでおいしい」。そんな風に、僕はオーディオも楽しみたい(だから、何の話?)。

正解はひとつではない。そういう話です(笑)。

12面体スピーカー

12面体スピーカー

奈良、目的その2。MPさん宅訪問。MPさんとは、音と戯れる会で知り合ったオーディオ繋がり。オーディオ、音楽、アート好きな方なので、仲良くならない方がおかしい(笑)。

MPさんには、8月にウチの音を聴いてもらっているので、これで相互訪聴となる。互いの音を聴かないと、彼が語るその言葉の真意は、結局は分からないのだ。

で、上の写真。12面体スピーカー。しかも自作(!)。この12面体をフルレンジで使い、その下に、スーパースワン(後ろ向き!)、PT-R4(など?)を配置し、低域と高域を足してらっしゃる。再生側は、PCトランスポートとだけ書いて、後は割愛(笑)。自作アンプなどなどもあるので、とにかく一筋縄ではいかないです。

その、かなり不可思議な、アーティスティックな見た目とは裏腹に(笑)、出てきた音は、とってもナチュラル。12面体だからなんだろうか、そこから音が出ているという感じはなく、広くてシンプルな(天井の高い)リビングに、音がここちよく漂う。

つづく

PHASE 24 FW

PHASE 24 FW

音と戯れる会にて巡回中、テラテックのオーディオインターフェース PHASE 24 FW( と、グッドデザイン賞の金賞を受賞した!? MEDIA SKIN )。

ウチでは DAC 部分を、CEC の DA53 と比較したのだけれど、全然負けていないではないか(!)。透明感や滑らかさ(?)では DA53 に分があるけれど、逆に、力強さや線の太さでは PHASE 24 FW が勝っている感じがしないでもないし。小さいのにやるなー。

さらに、DA53 が実売6.5万円に対して PHASE 24 FW は3.5万円という価格を考えると、これはかなりお買い得君で、しかも、AD も付いているし、Cubase LE だって付いている。うーん。

PC の音をコンポから出して良い音で楽しみたいなんて思っている人に、オススメ。