ブログについて考える
このブログに対してちょっとクレームがあったので、一週間休んで考えてみた。クレームは、ある意味正しいけれど、僕は僕のスタイルでブログを続けていこうと思うに至る。(何も学ばないという意味ではありませんよ)
一ヶ月前くらいにおみくじで“大凶”を引いてしまったけれど、(色々なことが重なって)まさにそんな感じの一ヶ月。最低な毎日を送っております。(音楽を聴いても楽しくないしコーヒーを飲んでもおいしくない)
おみくじの効力っていつまで続くのだろう、、、
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このブログに対してちょっとクレームがあったので、一週間休んで考えてみた。クレームは、ある意味正しいけれど、僕は僕のスタイルでブログを続けていこうと思うに至る。(何も学ばないという意味ではありませんよ)
一ヶ月前くらいにおみくじで“大凶”を引いてしまったけれど、(色々なことが重なって)まさにそんな感じの一ヶ月。最低な毎日を送っております。(音楽を聴いても楽しくないしコーヒーを飲んでもおいしくない)
おみくじの効力っていつまで続くのだろう、、、
気力がどこかへ行ってしまったので、最小限の仕事をする以外は、ただひたすら読書な毎日。元気なときは、小難しい本を好んで読むのだけれど、こういうときには、小説やエッセイが沁みる。
高山なおみさんの『フランス日記』、『たべる しゃべる』に始まり、『MAIKING TRUCK』、保坂和志『カンバセイション・ピース』、アリステア・マクラウド『彼方なる歌に耳を澄ませよ』、ジュンパ・ラヒリ『停電の夜に』、ジュンパ・ラヒリは、今度、長編を読んでみてもいいなと思う。
そして今は、村上春樹全作品の3『短篇集1』。
「ねえ、僕には僕という人間をうまく君に説明することはできない。僕にもときどき自分という人間がよくわからなくなることがある。自分が何をどう考えて、何を求めているか、そういうことがわからなくなるんだ。それから自分がどういう力を持っていて、その力をどういう風に使っていけばいいのか、それもわからない。そういうことをひとつひとつ細かく考えだすと、ときどき本当に怖くなる。怖くなると、自分のことしか考えられなくなる。そしてそういうときには、僕はすごく身勝手な人間になる。そうしようと思わないのに、他人を傷つけたりもする。だから僕には自分が立派な人間だとはとても言えない」
ようやく、プリゴジン,スタンジェール,著『混沌からの秩序』を読み終えた。
読むのに3ヶ月以上もかかってしまったのは、本の1/3くらいから、僕の苦手な数式や記号がわらわらとでてきて、ほとんど理解できなかったからで、2/3を超えると、もう全く理解不能(笑)だったから。(同じような理由でファインマン物理学は挫折したっけ)
それでも、読んでよかったと思うのは、「エントロピー」について理解が増したことと、「可逆」か「不可逆」かという思考パターンを持つことができたからかな。
というより、難解な文章、知的な香りがするものって、僕にとってはポエムみたいなもので(笑)、例えば、
芸術活動は、対象物の時間的対称性を破る。それは、人間の時間的非対称性を対象の時間的非対称性に転化させた跡を残している。われわれが住んでいる可逆的で、ほぼ周期的な雑音のレベルから、確率論的で時間に方向性がある音楽が生まれる。
という下りを読んでうっとりしたりするのが好きなんだなー。
と書きつつ、次は、ホワイトヘッド,著『過程と実在』に行こうと思っていたけれど、ちょっと弱気になって、中村昇,著「ホワイトヘッドの哲学」という入門書的なものに逃げようとか思ってみたり。