武士のたしなみ「孫の手侍」(背中の痒みを斬るっ!)と、ニャンときまぐれ「ねこにゃんぼぅ」。キャッチコピーが、やばい感じに秀逸。(「孫の手侍」は、写真じゃ分かりにくいかもしれないけれど、剣の先端が孫の手になっています。)
こういう下らないものを結構好きだったりするのだけれど、「ねこにゃんぼぅ」は、本物の猫の肉球に毎日触れている僕には、いらなかったかも。全くかなわないですから。
こんなことを書いていて、思い出したのだけれど、僕はその昔、「卓球ヌンチャク」とか「サウンドラケット」とか「フラッシュラケット」などの(ある意味下らない)卓球ラケットを作っていたわけで、上のようなものが好きなのは、なんかうなずけるというか。というか、早くそれらを Works の方にアップしなければ! と思うのであった。
29日のフジロック(2日目)に行くのだけれど、せっかく新潟まで行くので、帰りがてらに越後妻有アートトリエンナーレをちょっと見ていこうと思っていて、ホームページなどをちらちらと見るが、一体全体何を見たらよいのか分からないでいる。
写真は、2年前に、やはり通りすがり的にちょこっと見たときのもの。まあ、会期中じゃなかったってこともあるけれど、まず、このMVRDVによって設計された農舞台が、気にくわない(笑)。フォトジェニックだけれど、まさに降って湧いたような(僕にとっては嫌な)異様感。場との会話なし。(それはそれとして、ジェームズ・タレルの光の館はやはり素晴らしかった。)
ということで(?)、今回は、手塚夫妻設計のキョロロを主に、会期中ということもあるし、少しだけ期待して、もう一度見てみよう。
直島は大好きなんだけどなー。
昨日は、恩師の引っ越し(のようなもの)のお手伝い。NHKのまる得マガジンでやっている『甲野善紀の暮らしのなかの古武術活用法』で学んだ「同手同足」とか「釣瓶の原理」とか「薄氷を踏む感覚」を駆使しながら、階段の上り下り、荷物の上げ下ろしを繰り返す。おかげで、今日の筋肉痛は全身的(というか全体的にだるいだけ)。部分的に身体を使っていなかった証拠だと思う。普通、腰とか足にくるもん。素晴らしい。
お駄賃として、上のようなものを頂く。他に、棚(2つ)と踏み台も。頂いたメイプルソープの写真集にびびる。この世界にはちょっとついていけないかも(笑)。
JDNのメルマガを見て、KANWA NAGAFUJI DESIGN を見る。おお、あの「image dive」を作った人か。忘れもしないあの衝撃。まだ学生だった僕は、これからは FLASH の時代だぞなんて思ったりしたっけ。
長藤さんのサイトやブログを見て、僕もフリーのデザイナーとしてこうあるべきなんだろうなと、ひとしきりもの思いに耽る。
でも、ああいうテイストに憧れても、結局は嘘になってしまうし、僕のやるべきこと・やりたいことじゃないとはずで、これは音楽の趣味にも如実に表れていると思っていて、キーワードは「心地よい違和感」だと。
というわけで、フラーからの影響での三角形をもとにしたグリッドに、ブラジルの有機的なリズムを織り交ぜたような、そんなデザインを模索し始める。