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Archive: Art

ドーム


フラードーム(!)、じゃないですか(多分)、こんなところで出会えるとは、というのが三内丸山遺跡でのファースト・インパクト。遺跡保護のために活躍中みたいだけれど、そして、そのために軽量にして頑丈、且つ安価(最小の表面積で最大の体積を誇るからね)なフラードームを選んだのは賢い選択だと思うけれど、せっかく「再現されている原始的な風景」にはちょっと浮いてしまうというか、どうなんだろー、と思いきや、


「なんとなく似ている」ということに気が付いたのでした(笑)。両者とも中に入ると意外に広い、という共通項もあるし。
竪穴住居、写真の通り中は暗いのだけれど、思いのほか心地よかったり、だったり。

うん。

Wilkhahn

僕の新しいワーキングチェア。ウィルクハーン Aline Stackable chair 230/1(無論中古)。これは、本来カンファレンス系の椅子なのだけれど、僕が仕事用の椅子として探していたのは、まさにこんな感じ。

先日、森美術館『万華鏡の視覚』展、最後の“チベット僧らが問答する(?)ムービー”を見ているときに座っていて、「おお、なんだかこの椅子いいなー」と思ったのが、これ(色は黒だったけど)。外見は軽やかでいて、作りはしっかりとしながらも、メッシュとフレームによるある程度の弾力・遊び。良い感じ。というより、僕の身体にピタッとくる(!)。

というわけで、家に帰ってさっそくネットで探して注文して届いたのが、さっき。値段は思ってたよりは高くついたけれど(僕は定価の65%で購入)、良い感じ。

懸案だったメモリ(ホント、安くなりましたねー)も注文したし、後はバリバリと仕事するのみ。

蛇足。『万華鏡の視覚』展でのカールステンの作品はどうかと思ったけれど(笑)、このはちょっと欲しい。グリッド好きとしては。ね。

横浜美術館

今日は、横浜美術館。『金氏徹平:溶け出す都市、空白の森』展。個人的には平面より立体作品、特に「Splash & Flake 」が素敵。欲しい。

写真は、本日の関連イベント、アーティスト・ユニット COUMA による「卓球大会」。MPさんの勇姿を目に焼き付ける(笑)。
卓球とアート。懐かしいなー、うずくなー。

十和田市現代美術館


十和田市現代美術館。設計:西沢立衛。コンセプトが「新しい体験を提供する開かれた施設」だそうで、で、まさに「開かれた」、そして「ポップ」な美術館。

行く前に、西沢氏お得意の(?)「大小の建物が並ぶ感じ」のせいで、美術品の搬入が大変らしい(つまり使い勝手やメンテナンスのことを考えない建築家の造形的エゴ系建築なのか?)という話を聞いていたので、どうなんだろうなー、と思っていたけれど、実際、外から眺めて、中に入って、アートを見て回り、結果、すごく楽しい(!)。

そして、アートも素敵なものが多い(と思う)。特に、ロン・ミュエク『スタンディング・ウーマン』と、栗林隆『ザンプランド』、最高。

来年には、道を隔てて向かい側に「アート広場」も出来るそうで、「官庁街通り全体を美術館と見立てる」という市の全体構想も着実に進んでいるみたい。

十和田に期待(直島がアートの聖地になったように)。

青森県立美術館


青森県立美術館。設計:青木淳、VI:ブルーマーク。雑誌など写真で見る限り、なかなか素敵そうなところだと思っていたけれど、うーん、どうなんだろう、写真で見る以上の感動はなかった、みたい。

下の「あおもり犬」とか、シャガールのバレエ「アレコ」の背景画など、巨大なものには(それなりに)感動したものの(関野凖一郎、特に『堀口大学像(1979)』も良かったものの)、他の作品、特に現代アート系が、ちょっとどうなんだろう、というのが(僕の個人的な)感想。

うーん、どうなんでしょうか。