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Archive: Art

Hara Museum ARC



昨日は、原美術館の別館、Hara Museum ARC (設計:磯崎新)に行く。引っ越し以来、引きこもり傾向にあったので(笑)、ちょっと遠くに行ってみたかったのさ。

結果、とても素敵なところ。美術館が、伊香保グリーン牧場内にあるので、豊かな自然、そして動物たち。各ギャラリーが別棟(?)になっていることも、ここの開放感に繋がっているのではなかろうか。アートを見て、外を見て、アートを見て。

テレビや雑誌で見て、見たつもりになっていた、奈良美智(や束芋)さんの作品と(恥ずかしながら初めて)実際に対峙してみると、さすがに世間で騒がれるだけあるなー、と考えを改める。実際の大きさや色などなど、つまり“存在”感みたいなことは、やはりちゃんと見ないと分からないということを(相変わらず)学ぶ。人と同じ。

最近増築されたという、觀海庵(かんかいあん)も素敵。武蔵野図屏風に惹かれる。遠目と近目の印象の違いに驚き。
あ、棟の形がキンベル美術館っぽい、かまぼこ形(写真2参照)なのは、何か関係があるのだろうか。

あ(その2)、カフェ・ダールもよかったです。ちょっとお酢が利きすぎている以外は(笑)。

あ(その3)、写真3は、シープドッグショー、つまり「牧羊犬大活躍見世物」。犬、楽しいです(!)。羊、深いです(!)。

秋野不矩美術館


そういえば、豊田市の帰りにですね、秋野不矩美術館に立ち寄ってみたのでした。

藤森建築が2回目だからだろうか、建築よりも秋野不矩さんの絵画により惹かれる。特にインドに行ってからの絵がすごく好きだった。大理石が敷き詰められた展示室も好き。靴を脱いで入館するので、ひんやりと気持ちよい。そして、何か落ち着くのだなー。

現代的なホワイトキューブもいいけれど、上に書いたような大理石の展示室や、地中美術館のモネの展示室のような、趣向が凝らされたものの方が(もちろん作品とぶつかってなければ)素晴らしいと思う。常設(的)だからできる、というのもあるけれど。

秋野不矩さんの絵、いいなー、と思い、ポストカードを買おうと思うが、さっき見ていたものとあまりにも違う印象を受け、そのことに驚く。本物を見なきゃ分からない、ということを再認識。

うん。

tudo de bom 2


下の続き。上の写真が、モレーノ+カシン+島袋道浩さんの作品の一コマ。下がサインをもらったCD。

モレーノ(カエターノ・ヴェローゾの長子)のライブは、豊田市美術館(設計:谷口吉生)で開催中の「Blooming : ブラジル―日本 きみのいるところ」の関連企画。よって、美術館や企画展もしっかり見てきたけれど、それについてはまた今度。

そうか、生まれて初めての完全ソロ・ライヴだったのか。通りで“いっぱいいっぱい”な感じだったわけだ(笑)。モレーノはいわゆる“うまい”タイプのミュージシャンではないし(?)。

それにしても、偶然、泊まったホテルのエレベーターホールでモレーノと出会えたのにはびっくりした(!)。