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Archive: Book

過眠

過眠。どうにかしなくては。30分が理想な昼寝が、3時間になってしまっている。。

Out of Tokyo にて、「バッハのようにヨーロッパの中心に位置するとされる作曲家でさえ、非ヨーロッパ的な音楽的資源を自作に引用・利用し(中略)自らの創作と表現を国境の外へ開いていた」ということを読み、Transculturation という言葉(高橋悠治さんの講義で聞いた)を思い出し、なるほど(?)と思う。「思う」だけから逸脱したい。「したい」も同じ。

ほぼ日で連載中の岩田社長のお話。「ご褒美発見回路」ですか。これから身につけるようにしないと。

村上龍『半島を出よ』読了。高校生のときに夢中になって読んだ『コインロッカー・ベイビーズ』や『愛と幻想のファシズム』を思い出す。男の子だなー。

ベックの新曲「Timebomb」のミュージックビデオを、ある熱狂的なファンが自主製作。「Awesome!」としか言いようがない。そして、40秒くらいから登場するダンサーが、(僕には)秋田さんに見えてしょうがない。笑顔がすごく似ていると思う(フランク・ゲイリーの笑顔にも似ていると思う)。

以上(かな)。

拘束バス

今回の帰省も高速バス。久しぶりに(たぶん『ヒュウガ・ウイルス』以来だから約10年ぶりに)村上龍の小説を読もうと思っていたのだけれど、読みたかった『半島を出よ』の文庫が、吉祥寺パルコのリブロには見当たらなかったので、目についた茂木健一郎,著『脳と仮想』の文庫を買い、それを読んでいた(『半島を出よ』は帰省中に地元の本屋で無事購入)。

茂木さんのブログは読んでいるが、本は初めて読む。やっぱり、ロマンチックな感じ。去年の甲野善紀さんとの対談のときに話されていた「全ては脳内現象である(意訳)」というのは、こういう意味だったのね、と分かったり、

 もし、魂がプラトン的世界に属するものであるならば、私たちはプラトン的世界の消息を、現実世界との接触を通してこそ知る。デカルトの二元論がもし正しいとしても、私たちの魂は、依然として現実的世界とプラトン的世界の間の二重国籍である。
 物質である脳に、意識が宿る。この不可思議な事実の中に、人間の喜びと哀しみの、全ての源泉があるのである。

とか、「有限の現実世界と、無限の仮想世界の両者を生きる(中略)ダブルバインド」とか。

で、本を読むのに疲れると、iPod で音楽を聴いていたのだけれど、これについては後日。

「だけれど」ってなるべく使いたくないと思っているのだけれど(笑)、便利過ぎてついつい使ってまうんだなー。

38℃

あまりにも暑い(室温38℃!)ので、猫も上のように(!)なってしまっているので、エアコンを(苦手なんだけど)つけることに。が、急に冷えた(といっても設定温度は28度)からか、頭痛・腹痛という感じで体調が悪化。。

で、結局、エアコンを消すが、やはり暑い。。

ので、いつもは開けない窓まで開け放つと、涼しい風が入ってくるじゃありませんか(!)。でも、いつもは開けない窓=お隣に面している窓を開けていると、音楽が聴けない。。

僕は、扇風機の直接的な風も苦手だし、どしたらええねん的二者択一。

そんななか、『言葉と建築』、半分(255ページ)まで到達。第2部の「形」の章はとんでもなく面白かったのだけれど、この暑さ・朦朧さゆえ、ちゃんと理解できているかが不安。

この本は買いです(僕は借りてますが)。

デザインのひきだし

気になっていた『デザインのひきだし2』を買ってみた。「プロなら知っておきたいデザイン・印刷・紙・加工の実践情報誌」だそう。活版印刷にしてもそうだけど、こういうところで差別化したいという欲求が強いご時世なのだろうか。

特集の「オリジナルグッズを作ろう」って、作りたいですね(笑)。Open Hand Service(一番上にある手のマーク)のピンバッチをずっと作りたいと思っているのだけれど、6万円〜だもんなー。

驚いたことがふたつ。ひとつは、「何様!? 覆面座談会」という連載。「安易なパクリ、多くない?」というような対談なのだけれど、グラフィックデザイン系の雑誌で、名指しで誰かを批判するのってあまりない(僕は知らない)から、これには驚きつつ、ちょっと楽しんだ。

ただ、覆面(匿名)というのはずるい。でも、日本(のグラフィックデザイン界)ではこれが限界なのか。(パクリの問題についてはまた今度)

もうひとつは、ヨシリン(旧姓:ヨッシー)が出ていたこと。

考える人

考える人

特集「続・クラシック音楽と本さえあれば」に惹かれ、表紙は、アンナー・ビルスマかと驚き、さらに、以前、すごく面白かったと書いた、NHKのETV特集『言葉で奏でる音楽 〜吉田秀和の軌跡〜』での、吉田氏と堀江敏幸氏との対談の続きもあったので、季刊誌『考える人』を買ってみた。

(ちょろちょろと他のページも読み進めると、Oさんが書いてらっしゃったのは、この雑誌のことだったのか(!)とようやく気付く。)

ビルスマさんのお宅は素敵だなーと思いつつ、音楽と評論、というより、芸術と評論、知性と感性とかいうこと(かな)を考える。