素晴らしく音楽的な関西での週末も終わり、引っ越し的多忙(忙殺?)な今週が始まる。
今朝は、粗大ゴミの収集。3,000円もかけて色々なものを何往復もして捨てる、捨てる。古いガスコンロも捨ててしまったので、今日からはカセットコンロ(ミニ)と卓上調理器でなんとかしなければいけない。
素晴らしく音楽的な関西での週末=「家宴」、「アヴァンギャルドな1日」については、また今度。とにかく、このために関西に行く価値はある、とだけは書いておきましょう。
ただ、「アヴァンギャルドな1日」の途中で耳の調子が悪くなり早退しなければいけなくなったのは残念。
無念。
昨日は、ATAKのマリアさん追悼コンサート「for maria」を sonorium で。マリアさんのために開かれたコンサートなので、僕の感想は“なし”ということで。
意匠設計が青木淳、音響デザインは永田音響設計な、小さな教会のようなホール、ソノリウム。響きが(僕が座った奥の席では)混濁し過ぎるところがあるのかもと思ったけれど、音の実在感やピアノの低弦部での空気の震えに「おおっ」と思う。多分、良いホールなんでしょう。
あ、素敵な客席用の椅子は、僕の身体に合わなくて苦痛でしたけど(泣)。
今日は、引っ越しの準備第一弾。時間があるときにやっておくべし。
そうそう、ARTIFICIAL『FREE U.S.A.』ですが、ケースがSACD用(写真参照)のだったんですね。届いてびっくり。あんなローファイ(試聴した感じ)でSACDなのか(!)。と思いきや、やっぱり普通のCD。何かの冗談なのか(笑)、それとも、SACDのケースがどこかで大量に余っていて安くなったりしているのか(?)。
それと、ライナーノーツにて、Musha1(ムシャ・ワン)さんが書いていらっしゃる自身のアルバムのレコーディングのときのカシン(← ARTIFICIAL)の様子が興味深い(カシンは音楽プロデューサーでもある、というよりこっちが本業)。
ある曲ではカシンはベースでも参加してくれた。ボッサ調の曲だったが、彼があまりにもやすやすとワンテイクで曲をこなすので「これで終わり?」という感じ(で?)みると、「これ以上は弾かない。うまくなるとブラジリアン・ベースじゃなくなってしまうから」といってウインクした。
なるほど。+2 な方々のある種の“軽さ”は、こういうところから来ているのか。
そして、pingpong というレーベルが気になる。ブラジル系で最近買っているのは、ほとんどこのレーベルだから。
pingpong という名前も、なんだか繋がりがある感じがするし(笑)。
アタリがでると、俄然購入意欲が湧き上がり(HMVのポイントも貯まっていたこともあって)、ARTIFICIAL『FREE U.S.A.』と、Sahib Shihab『Companionship』を買う。
(雑誌『談』にて、渋谷慶一郎さんが、
これもよく言うんですが、CD自体を買う気を失くさせるから、つまらないCDは出さないにこしたことはない。それと同じ理由で、悪いコンサートはやらないにこしたことはない、というのはお節介とかいうレベルではなく影響関係あるので本当に思うんですね。
と臆面もなく仰っていましたが(笑)、その逆の連鎖が起こるように祈りたいです。はい。)
ARTIFICIAL は、カシンの別名義で、「ブラジリアン・プリミティヴ・エレクトロ・メイド・イン・ア・ゲームボーイ」な感じ(?)。ゲームボーイの音は、どうしてもスーパーマリオを思い出してしまって、苦手だったのだけれど、試聴してみると→さすがはカシン(!)、という感じだったので、購入。変態ピコピコ系(笑)。
Sahib Shihab は、グルビの伊藤さんのブログで知り、ちょっと気になったので買ってみた。ヨーロッパ系ジャズらしい。
今年は、マニアックだったり、インディーズ系だったりするCDを買うことが多く、よって失敗することが多く、ついでに耳まで悪くなってしまい、音楽に対するモチベーションが下がり気味だったのだけれど、これは久しぶりのアタリ。
三宅純さんの『Stolen from strangers』。抑制された美、とでもいいましょうか、大人な、サウダージ(?)な、フレンチなアルバム。
三宅純さんについてはさっぱり知らなかったのだけれど、何故かずっとちょっと気になっていて(2007年発売/気になった理由は忘れてしまっている)、まあ、「アート・リンゼイ参加」という言葉にすごく弱いから、買ってしまったのだけれど(笑)。
それにしても(関係ないけど)、ニシコリくんあっぱれ。