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Archive: Music

ガチャガチャピンピン

一段落。にて、今日は久しぶりのお休み。音楽(あまり大きくない音で/レコードがいいな)を聴きながら、読書(高橋昌一郎,著『理性の限界』)でもしよう。

写真、ガチャピンは、+81で目撃し(トレヴァー・ジャクソンさんの部屋にある)、気になり、ついには買ってしまった系。

それにしても、すごい完成度。フィギュアにハマる人の気持ちが少しわかる(笑)。アートです。

トレヴァー・ジャクソンさんのレコードの溝をモチーフにしたアートワーク(+81の表紙とかね)、いいなー。

tudo de bom 3

昨日の、モレーノ・ヴェローゾ Solo Live @プラッサ・オンゼ、楽しかったです。「素晴らしい」とか「感動した」とかじゃなくて、「楽しかったー」という言葉がしっくりくるライブ。

カメラ撮影可(フラッシュなしね)だったので、撮ってみたのが上の写真(やっぱりぶれている)。1曲目、パンデイロを叩きながら歌うモレーノ。写真の通り、僕の席からはモニタのせいで手元が見えなかったのだけれど、豊田では一番前、ほぼ正面で見たので、そのへんは大丈夫(自慢)。

これで僕は、初日の豊田でのライブと、最終日の青山でのライブを見たことになるのだけれど、初日よりも最終日の方が明らかに“良くなっている”ように感じた(技術的にというよりは精神的に)。モレーノは、ソロ(弾き語り)という観点からいうと、まさに“これから”なんだと思う。お父さんのように、より“深く”より“うまく”なっていくのだろうなー。と書きつつ、あの世代の独特の“軽さ”もあるから、うーん、どうなるんだろう(笑)。

tudo de bom 2


下の続き。上の写真が、モレーノ+カシン+島袋道浩さんの作品の一コマ。下がサインをもらったCD。

モレーノ(カエターノ・ヴェローゾの長子)のライブは、豊田市美術館(設計:谷口吉生)で開催中の「Blooming : ブラジル―日本 きみのいるところ」の関連企画。よって、美術館や企画展もしっかり見てきたけれど、それについてはまた今度。

そうか、生まれて初めての完全ソロ・ライヴだったのか。通りで“いっぱいいっぱい”な感じだったわけだ(笑)。モレーノはいわゆる“うまい”タイプのミュージシャンではないし(?)。

それにしても、偶然、泊まったホテルのエレベーターホールでモレーノと出会えたのにはびっくりした(!)。

tudo de bom

耳のことがあって迷ったが、結局、モレーノのソロ・ライブに行く(わざわざ豊田市まで)。逆の意味でストレス解消。結果、楽しいライブ、というよりモレーノってこういう人(キュート!)だったのか、ということが分かる。高野寛さんの「おさるのナターシャ」のカバーが印象的だったり。僕の自作「How Beautiful…」Tシャツに気付いてくれたり。

つづく(予定)。

an anthology of noise & electronic music

今日は久しぶりの休日。心配していた案件も無事解決。後は、心ゆくまで音楽聴き、読書し、元気になった猫と戯れるのみ。

写真、『an anthology of noise & electronic music』の #1 は、最近のお気に入り。2年半くらい前に読んだ、佐々木敦,著『テクノ/ロジカル/音楽論』の冒頭に紹介してあったのが、このCDで、当時探したときには(やや)入手困難だったため買うことができず、忘れていたのだけれど、先月、ディスクユニオンで見つけ、2枚組で2,300円だったこともあり、買ってみたのでした。

ジャケットを見て「おおっ」と思った人、そうです、コルビュジエ(とクセナキス)設計のフィリップス・パビリオンです。そして、そうです、このCD(2枚目)にはパビリオン内で流されるために作曲された、ヴァレーズとクセナキスの曲が入ってます(もちろん)。

聴いてみると、ヴァレーズはそうでもなかったけれど(笑)、クセナキスの「コンクレートPH」は素晴らしく美しい(!)。約2分の短い曲だけれど、細かい粒子が魚の群れのように“動き”を形成しながら、、、(うーん、サラウンドで聴きたい)。

この2曲(1曲?)だけでも僕的に買う価値ありだけれど、他にも、1921年から2001年までの「ノイズ・ミュージックと電子音楽」からセレクトされた、例えば、ルッソロ、シェーファー、ナム・ジュン・パイク、ジョン・ケージ、ソニック・ユース(!)、大友良英、DJスプーキー、池田亮司などなどが収録され、さらに、単純な年代順ではない曲順もクリエイティブで素敵( #2 も今度買ってみよう)。

うん。