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拘ドロ9

先日、爆音映画祭にて、ビョークの公私ともにパートナーである、マシュー・バーニーの作品(映画)『拘束のドローイング9』を観てきたのだけれど、ビョークによるサントラや写真から想像していたものとは、さっぱり違うものだった。

チープ、グロい、長過ぎ、というのが見終わって後の正直な感想(笑)。だったけれど、一緒に観た同居人の「そんなに悪くなかったよ」という言葉も手伝って、というより、気がつくとあの映画のことを考えている自分がいたり(スタジオボイスの特集号を読み返したり)して、やはりそれなりの作品だった、という感想に今は落ち着きつつある。

日本、捕鯨船、日本人(俳優ではない素人さん)、という設定が、日本人の僕としては違和感ありありだった、ということもある。パラレルとしての日本だと思えばいいのだけれど。まさに夢のような。

そしてそして、爆音。やっぱり耳はちょっとおかしくなったけれど、このサントラはやはり素晴らしいと思う。笙、ハープシコード、クロイテルなどの高域の扱い方が特に素敵。ビョークが前面に出てこない(ほとんど歌っていない)ということが、逆に、音楽家としての彼女の才能を再認識させられる、というか。

うん。

ピナと幸宏


サンレコに載っていて、ピナ・バウシュだし三宅純だし、これは素晴らしいに違いないと思い、4,200円という高い壁を乗り越えて買ってみた『フルムーン/ピナ・バウシュの劇場から(V.A.)』。オーディオベーシック誌にて渡辺亨さんがレビューを書かれているのを見て、思い出す。

というのも、なんというかやっぱり舞踏のために選曲されたものだからか、リズム重視というか、DJっぽい(?)というか、つまり、僕好みの曲はあまり入っていなかったから(同じ舞踏ものでもブラジルのグルーポ・コルポのサントラは好きだけれど/新作はモレーノ達が担当だからかなり期待大だけれど)。

それでも、無収穫というわけではなく、特に Balanescu Quartet ものは好きそうなので、Maria T なんかは今度見つけたら買ってみようと思っていたり。

ちらっと写っている高橋幸宏さんのアルバムも渡辺亨さんがレビューされていて思い出した系。pupa が割と好きだった延長で買ってみたのだけれど、もちろん全然悪くない、むしろ良いアルバムだと思うけれど、大好きにはならない系。

ちらっと入っている高野寛さんの曲や歌が好きだっていう話はまた今度(?)。昨日観てきた『拘束のドローイング9』についてはまた明日。

grid index


この本が見たくて、何回か(デザイン・アート系の洋書を扱っている)本屋に行ったけれど、なかなか入荷されない(6/7現在)ことに業を煮やして、すでに入荷しているアマゾンで買ってしまう。カールステン・ニコライ,著『grid index』。

約300ページ、永遠と続くグリッドに興奮(笑)。作品であり見本帳であるような中性的な存在。グリッド好きにはたまらない一冊。詳しい内容は、gestalten で。

RESPECT COPYRIGHT, ENCOURAGE CREATIVITY!

おうよ(!)。

グランドスラマー

フェデラー、生涯グランドスラム達成(!)。第1セット、そして第2セットのタイブレークなんかは、まさにフェデラー劇場(!)。美しく完璧なテニス。あ、全仏の話です。うーん、次のウィンブルドンが楽しみ。

そして、(解説の)柳さん、おもしろすぎ(笑)。