昨日は、「ネオ・トロピカア|ブラジルの創造力」展へ。東京都現代美術館。ネオ(ネオ?)・トロピカリアな音楽(の一部)を愛聴している僕としては、見ておいても損はないかと。
で、想像していたよりは楽しめたけれど、なんというかブラジルの現代アートって、僕のアートの定義(というより好み)より、幾分“軽め”であって、夏に豊田市美術館で見たブラジル展もそうだったけれど、“魂的感動”は得られないのだなー。
ゴーンとかドーンとかいう感動が(笑)。
それでも、写真のように「ネオ・トロピカリア|ブラジルの創造力」を買ってきたのは、展覧会が良かったからというより、この本が良かったからということで、テキストがおもしろそうだったし、デザインだって良い(と思っていたら、ADが近藤一弥さんでした)。
というわけで、今から読む。
うまく眠れなくて、朝早くに起きてしまう。何はともあれ、まず音楽。今日聴こうと思って出しておいた、シューベルトの『冬の旅』を聴く。早朝に聴くような音楽ではないような気がしないでもないが(笑)、一日の最初にLPを聴く、という行為はなんだかすごい贅沢に思える。
昨夜の残りのきのこ汁を食べる。染み渡る。
そして音楽。やはり聴こうと思って出しておいた、池田亮司『op.』を聴く。こちらも朝に聴くような音楽ではないと思うけれど(笑)、聴いていて、これもいわゆるポスト・クラシカルという範疇に入るのではないか、と思ってみるが、このアルバムのリリース当時にそんな言葉はあったのだろうか、もともと僕はポスト・クラシカルを毛嫌いするところがあった(ポスト・ロックを毛嫌いする往年のロックファンのように?)ので、ので(?)、よく分からない。
先月、MPさんにポスト・クラシカルものを聴かせてもらってからは、毛嫌いも緩和し、要するに、ジャンルの名前の印象だけで、“好き嫌い”を決めていた自分に気がついた、ということを書いておきたかったのです。
でも、ジャンルも大事。
今日は何をしよう。リスでも見に行くか。