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Archive: Music

帰奈、ジー・イ・ジー

土日、奈良、大阪。とっても楽しかったのだけれど、相変わらずの体力のなさ、今日はオフ。詳細は後日。

昼に起きて、ぼーとしながら音楽を聴いていて、今、すごく感動しているのですけど、えー、カエターノの新譜です。発売した先週に聴いた感じでは、僕的にかなりの低評価だった(ので何も書かなかった)のだけれど、それは、(以前に書いた)なかにし礼さんが端的に仰ってらっしゃること、「自分の幻想を満たしてくれる」ものではなかったから、なんだけど、さすがはカエ様、僕の期待をきれいに裏切ってくださったわけです(!)。

MPさんが他のバンドを形容して仰っていた「滋味」という言葉が、このアルバムにもぴたりと当てはまる、と思う。

深度が増しているんです。

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昨日は、アイデアに行き詰まったので、気分転換、東京都現代美術館、池田亮司展

うーん、マッチョ(笑)。そして、ストイック、、、(うまく書けないので一日置いてみる)。が、うまく書けないのであきらめる。なんだろう、 [ the infinite between 0 and 1 ] というタイトルの通り、“その間”にあるのかもしれない(抽象逃げ)。

あ、「マッチョ」という表現は、MPさん・ANさんといっしょにサントリーミュージアムに行ったときに獲得した表現で、『インシデンタル・アフェアーズ』という現代アート入門的な展覧会だったのだけれど、ほとんどの作品がタイトル通り(ある意味/良い意味で)「とるに足りない」ものだったのに対し、ひとつだけ場にそぐわないマッシブ(!)な宮島達男氏の作品があり、それに対してMPさんが「マッチョ(笑)」だと。

若い世代のアートの潮流が、ある種の「軽さ」を持っているように感じていて、それは音楽の世界にもいえることだと思っていて、要するにハングリーだとか真摯さだとか狂気だとか、そういう圧倒的なものでもってどうこうするのではなくて、日常的に潜む、あれにあれするみたいな「軽い」衝動でいいんでじゃないの、、、

うーん、自分で反論できちゃうなー(笑)。また書きます(逃)。

あ、写真は現代美術館地下駐車場にて。

再びメモ

今日は昼過ぎから視界に光る線上のものがウヨウヨと這い回ってきたので、急遽、目を休めることにして、後は、ただただ音楽を聴いて過ごす。

バッハ『フーガの技法』の弦楽四重奏バージョンから始まり、コダーイの『無伴奏チェロソナタ』、リサンドロ・アリスティムーニョ『39°』、アントニオ・カルロス・ジョビン『テラ・ブラジリス (テハ?)』、DMスティス『ヘヴィ・ゴースト』、セロニアス・モンク『プレイズ・デューク・エリントン』、『ソロ・モンク』、夕飯を食べ、Φ Mika Vainio『ATAK012 OLEVA』、コーネリアス『SENSUOUS』、カエターノ・ヴェローゾ『カエターノ・ヴェローゾ』、そして今が、坂本龍一『out of noise』。相変わらずの支離滅裂。

オーディオ、これでいいかも。前回メモ後、また色々(電源タップには花梨を貼りました)といじるが、試しに(初めて)やってみた“スピーカーケーブルを浮かす”(床に直接触れないようにする)という技が、気になっていた“詰まった感じ”の打破に繋がったのが驚き(!)。

うーん。

DM Stith

前に書いた、DM Stith『Heavy Ghost』。見事にハマってしまい、EP(
Curtain Speech』)も、LPも買ってしまう(←さっき届いた)。

うーん、これがファーストアルバムってうのが驚き。世界観が完全に構築されてるのだなー。なんというか、フォーキーでアシッドでチェンバーでゴシックなんだけど(いやオーケストレーション的か?)、まあ、もちろん言葉では言い表せないのだけれど、とにかく、素晴らしい。

本業が、グラフィックデザイナー/イラストレーターらしいっていうのもなー。うーん。

あ、LPには彼のミニ画集(写真右)がついてきます。なかなか素敵。さらに、MP3音源(ネットでゲットできるコード)も入っているみたい。僕は(CDも持っているので)いらないけれど(笑)。

<追記>
LPの2枚目、D面にEPが収録されているではないか(!)。というわけで、ターンテーブルを持っているのだったら、LPがお買い得。最近のレコードにしてはなかなか音も良いし。

<追記2>
CDにもミニ画集(CDサイズ)がついていた!(さっきCDを落としたときに出てきて気が付いた・笑) 3/20

out of noise 48k/24bit

坂本龍一さんのニューアルバム『out of noise』が発売されましたね。ちょっと聴いてみたいな、ぐらいの気持ちだったのだけれど、「高音質配信は48khz/24bitのCD以上のクオリティにて実施します」というのを見つけてしまい、(応援の意味も含めて)買ってしまう。

それにしてもこのアルバム、販売形態がえらい。CD(パッケージレスと豪華版)、LP、ダウンロード(MP3とAIFF)と、よりどりみどり(しかもカーボンオフセットだし)。フォロワーが続きますように(祈)。

こちらで試聴できる模様。

うん、静謐。